今風な古臭さ
ども。suugayuuuuです。
uの数は2×4。
もはや1ヶ月目にして
誰が読んでるの?
っていうノリもありますが…
一応おさらいすると、私は昨年まで一生のライフワークでもあるJOHNNYPARKというバンド活動とアニソンを軸にしたDJ活動を行なっておりましたが、現在は外気温4℃の新潟にて細々と活動の準備を進めております。
本格的に動き出す日に向けてブログも続けていると。そういうことです。まじでこのまま終わりじゃつまらんので。
てなわけで
年もあけてまた新たなアニメが始まったわけですが、
私は意外と前期よりも楽しくみられています。かぐや様は告らせたい、モブサイコ100の2期、私に天使が舞い降りた、ブギーポップなどなど…
(レコメンドあったら是非今からでも追いますので教えてください。)
なんか忘れかけてたアニメの かわいい!を思い出すクールになりそうです。
そんな中、
こちらも2期がスタートしましたね。
ラストはアレでしたが、スリルと美女の糞顔を楽しめる最高の作品でした。
というわけで今期も見てみたらまあ…最も変態な人達の勝負で初っ端から糞顔のオンパレードに失禁もあり、最低of最低で最高な1話でした。
そこで気になったのが、新しいオープニングテーマ。
JUNNAさんのコノユビトマレ
という曲ですが
た
この映像を見て、とても懐かしい楽曲を思い出しまた。
そう。
今回はディスク紹介です…
suugayuuuu memorial disk vol.5
artist: The White Stripes
title: Elephant
since: 2003
ジャックホワイト(vo>,piano)、メグホワイト(drums)からなる2人組のバンド。
2003年はこのアルバムがアメリカで大ヒットし、グラミー賞にもPVやロック部門等でノミネートされたのをよく覚えている。
特に注目されたのがこの曲。
賭ケグルイを見ていてこのPVを思い出して、
聴きたくなって数年ぶりにこのアルバムを聴いたのが今回のブログのきっかけだったりする。
彼らの音楽はゲキシブなBluesを基調としたロックで、めちゃくちゃ古臭くてミニマルな内容だった。
ボーカルのジャックホワイトは敢えてベースを入れない構造の音楽を作り、イメージカラーを赤、黒、白の三色に統一。
このスタイリッシュさとミニマルながら頭に残りまくるリフの押収、完成度抜群のPVもあり当時のロックシーンではとてつもない世界観を見せつけていた。
その古臭さすらも当時のシーンには新しく写って、それこそ当時高校生だったすがゆう少年も強く影響を受けたことを思い出すし、今でも大好きなバンドだ。(2011年に解散したけど…)
当時のrockin'on誌面でも
「三要素に込められたとてつもない情報量」
とか書かれていて、
「ミニマルなのにとてつもない情報量!!!?かっこよすぎるだろ…!!!」
と熱くなったことを思い出す。
今でも私は当時のジャックホワイトと坂本慎太郎さんが尊敬するギタリストだったりするんだけども、久しぶりに聴いて最高に熱くなった。
そんな感じでした。
賭ケグルイ2期もこの先たのしみです。
以上
ヤマノススメサードシーズンをやっと見た
ども。suugayuuuuです。
uの数は2×4。
年が明けてしばらくした頃、昨年のことを振り返る中で思い出すことがありました。
「ヤマノススメのアニメ、サードシーズンまだ見ていないぞ…!」
あれだけ原作も揃えて、聖地巡礼までして、ラジオも毎回聴き、自分たちのワンマンライブのタイトルまでオマージュしたあの作品の最新アニメを観ていないだと?
正直自分が振りまいてきたこれまでの "業" から考えればありえないことですが…
なぜ観なかったかといえば、単純に忙しかったこともあり、原作で読んでいる内容だからなんとなくわかるし、
「ちゃんとしたコンディションで挑みたい」
アニメを何年か集中して取り憑かれたように観ていた人なんかが陥りやすい状況かもしれませんね…
また登山でもよくあることです。天気、体調、ギアの充足具合によって見送り見送りを続けているうちにスケジュール調整したり段取りすることに億劫になってしまうパターン…
そうつまり、
我々が歌で言っていたとおり…
ヤマノススメというアニメそのものが、
自分にとって 山 として立ちはだかっていたのかもしれない。
すなわち、このヤマノススメこそが山であった。
という能書きはさておき、
実際にこうやって見てみた感想は
話は同じながら原作とは違う雰囲気で来たな…!
という印象でした。
アニオリ的な話もあるけど…
ロックハート城とか昔家族で行ったことあるの思い出した。固有名詞も原作よりバンバン出てくるようになりましたね。
雰囲気でいえば
例えば原作では「あおい×ひなたもいいけど、この2人だけの時の雰囲気もいいぞ?」みたいなノリで、バンバン色んな山に挑んでいくんですよ。
例えばアニメ1期で描かれていたあたりが
「登山と出会い、アウトドアを知るまで」
アニメ2期で描かれていたあたりが
「富士山への挑戦、挫折、約束の山への登山」
みたいになっていて、
どう頑張っても原作でやっていく以上はセカンドシーズンで描いたそれこそ 山場 から考えるとサードシーズンはストーリー上 ふもと な内容にはなってしまいます。
原作では富士山、谷川岳をかわきりに4人揃って以外のバリエーションを見せながら関係性が深くなっていくあたりの内容でもあります。
例えばひなた×ここなちゃんが赤城山に挑む回なんかも象徴的でしたが、原作ではそこまで強く描いていないそこを基軸にしたあおいとひなたの すれ違い を強調していく展開は予想外だったし、おお…そのようにしていくか。と
個人的にヤマノススメの好きなところは
作り手の登山への愛が伝わってきつつキャラクターの可愛さを楽しめるところだったので、この2人の距離感や友情をメインで描くのはとても山場としてよかったけど、登山シーンや風景シーンを省いてそっちのシーンにウエイトを置きまくったことに関しては少し残念だった。
赤城山、瑞牆〜金峰で浮き彫りになる ここなちゃん屈強説 もアニメサードシーズンでは感じさせない展開だったりしたのも寂しさがあった。
ただ、アンニュイなもやもやしているひなたがめちゃくちゃに可愛かったのは事実。
倉上ひなたはかわいい。
何が素晴らしいって、
元気!ガサツ!家金持ち!
みたいなチームのムードメーカーであり
実のところえもいわれぬ色気を兼ね揃えているところだったりすると思っていて、
特に今期は大人っぽい、
けど子供っぽい…
ひなたの魅力がより出てて最高だったなと。
あと、ひなたがコーヒーにミルクを注ぐ時の
ミルクが溶けていく演出がヌルルッ…としててゾクッとしました。
ん?
このコーヒーの件に関しては読者さんとの距離が開いたような気がしますが
とにかくヤマノススメは素晴らしいアニメ。
今期もスタッフさんの愛が詰まった素晴らしい作品でした。
これから登山部出てくるところもアニメ化したりしたら嬉しいな…
ありがとうございます
カレーを作るときに聴きたい曲
ども。suugayuuuuです。
uの数2×4。
突然ではあるが
今日はカレーを作った。
カレーを作ることそのものは決まっており、
どんなカレーを作るかは昨日まで決まっておらず。地域通貨が使える近くの精肉店へと足を運ぶと、どうやらセールということでいくつかの商品が求めやすい価格で陳列されていた。
国産豚バラブロックが100g 69円!
これを見た瞬間に
「角煮作りてえ…」と思った私。
しかしカレーを作ることが決まっていたので、ならば角煮カレーを作ろう!
そう決めたのだった。
祖父祖母用に、ひよこ豆のカレーも作った。
牛豚合挽き肉と玉ねぎとホールトマトで煮込み、牛乳、はちみつ、りんご等を使ったスパイス感弱めの甘口カレー。
角煮カレーは少し煮干し粉を入れて東南アジア感を出してみたが、かなり最高だった。
角煮ってだけで欧風すぎちゃうのもなあ…と思っていたので。
まあ、カレーそのものの話はそのくらいにしておいてだ。
今日ふと、カレーを作る時のbgmに聴きたいアルバムって何かあるかな?と思った。
村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」という作品の冒頭で、主人公がパスタを茹でながら「泥棒かささぎ」を聴くというシーンがあり、1人でキッチンでじっくりと料理をしていると、なんだかたびたびそのシーンが頭に浮かび、何か聴きながら料理したいな…と思ってしまうことが多い。
とはいえ
正直溜まっていたラジオ番組を聴くことがほとんどなので、実際音楽そのものを聴くことって少ないんだけどね…
あえて自分に酔いつつ聴きたいと思うのがこのアルバムかなあと…
suugayuuuu memorial disk vol.4
artist: 蓮沼執太
title: Pop Ooga
since: 2008
このアルバムは、自分がアパレルにまだ勤めていた頃によく聴いていたアルバム。コーネリアスやRei Harakamiがとても好きで流せる曲はお店でも流したりしていたんだけど、エレクトロニカもそうだし、インストのバンドで軽快で耳馴染みのいい音楽をとにかく嗜好していた頃だったようにも思う。
朝の品出し時、昼の売り出し時、夜の雰囲気時、土日の繁忙時と色々な場面に合わせて音楽を選んだりしていた記憶があるけど
その中でもこのアルバムは
あくまで私にとってではあるが、
おうちで何かするときに聴くことにとにかく向いているアルバムだと思う。
蓮沼さんはこのアルバム以降、バンド活動も並行していくことで作風が少しメロディアスでドメスティックな日常に染み込んでいく雰囲気になっていくんだけど、このPop Oogaはエレクトロの冷たさとAphex Twinを感じさせるテンポのよさと、上に挙げたエレクトロの天才達とはまた違うドメスティックな空気感をこの時既ににじませていて、正直料理とか関係なしに聴き入っていたいアルバムでもあるんだけどね。
このテンポ感とミニマルさから手を動かす系の作業が捗ると思うし、なかなか自分の世界に陶酔できるクールさが備わっていて…なんかこのアルバム大好きだな私…
つまりこのアルバムは
色々な部分でとにかくちょうどよく、
私の中の 泥棒かささぎ なのだと思う。
もちろんコーネリアス聴きながら料理することもあるし、アニソンMIX聴きながら料理することもあるし、ロックバンドの曲のこともあるし、マッシヴアタックのこともあるし、伊集院光の深夜の馬鹿力を聴きながら料理することの方が実際多いけど…
けど敢えて考えると、アパレル時代の思い出も相まってこのアルバムが強く思い出されたのでした。
結果おいしいカレーができた。
それは素晴らしいことだ。
久しぶりに聴いたけど本当この人天才だと思うんだよな…またどこかのタイミングでバリバリエレクトロニカ全開なアルバム作ってみてほしいなあ…なんて思う。
リスタート
ども。suugayuuuuです。
uの数は2×4ですよ。どもども。
ベッドに腰かけたりしながら時間を見つけて弾いたりはしていたんだけど、ちゃんとエフェクター繋いで、立って、ガシガシ弾くのは久しぶりだった。
とても高ぶった…
私は正直練習しなくても上手に弾ける方とは違い下手くそなもので、鈍らせないように…
という気持ちも勿論あるけど、単純に楽しい…
やっぱり立って、ガシガシ弾くの楽しいな…今度スタジオ入ろ…
そんでこちらも少しいじりました。
元々そこまで即興性身につけていなかったもんで、こちらはブランクあると本当に取り掛かるまで時間かかる…下準備の下準備みたいなので終わっちゃったけど、そもそもこうやって音ならせただけで最高だったな…少しずつやっていきます。
今日は珍しく半日使って自由にやらせてもらえたので、嬉しくて載せてみました。
あー楽しかった
痛さは強さ 後編
ども。suugayuuuuです。
uの数は2×4。
昨日は気持ちあっても何もできないもどかしさの中ブログ書いてたら眠くなってしまったんだけれども…
昨日書いてたのは
またCDの紹介でしてね
今回はCDの紹介っていうより一つのバンドについて語るみたいな内容でやっておりました。
マニックストリートプリーチャーズ
suugayuuuu memorial disk vol.3-2
Artist: Manic Street Preachers
Title: The Holy Bible
Since: 1994
有言不実行
「ハッピーマンデーズの何が気に入らないかっていうと、連中は老いぼれのくせにニヒリズムを撒き散らしてやがる。連中に続いたバンドも何だ? シャーラタンズじゃないか。余計ヒドい。プライマル・スクリームなんか初登場二十四位で翌週には消えてるじゃないか。つまり彼らがいかに無用の長物であるかってことを証明しているんだ。あのエレクトロだぞ?ああいうバンドはただのデブの忌々しい自惚れクソ野郎にしか過ぎない。単なるオナニー・ショーだぜ。」
当時イギリスの音楽シーンを席巻していた、ストーンローゼス、ハッピーマンデーズに噛み付くマニックス…
「新鮮味がなくなって流行りの電子音にいくとか本当ないわ」
とか言ってました。恥ずかしい…
マニックスはこのインタビューの最後に
「アルバムは一枚、しかも世界中でナンバーワンになる二枚組一つだけってことなんだ。そうじゃなきゃ駄目なんだ。アルバム一枚、それで解散だ。うまくいかなかったらどっちにしろ、解散だ。」
と締めくくった。
とんでもない痛い奴らがやってきた!
しかし、昨日も書いた通りマニックスの1stは1位になれなかった。
うまくいかなかったらどっちにしろ、解散だ。
彼らは解散しませんでした。
リッチー・エドワーズ
1位も取れず解散もしなかったマニックスだが、翌年のアルバムでイギリスでの地位をあげていった。
そこで彼らの中でも1番ヤバいアルバムとされる問題作、「The Holy Bible」が1994年に完成する。
1994年っていうのはロック史でもかなり大きい1年だったりする。
カートコバーンが自殺し、Blurのパークライフ、OasisのDefinitely Maybe、PORTISHEADのダミーも発売された年だったりする。
アメリカでもBeckのルーザー、ビースティーボーイズのイルコミニケーション、Nasのイルマティックとか…名盤出まくりの年だ。
そんな中で発売されたこのアルバムは、マニックスで一番ぶっ飛んだメンバー、4realでもお馴染みのリッチー・エドワーズの歌詞の世界観が最も活かされた内容だった。
つまりは尖りの極致みたいな内容で、問題作と騒がれた。カートコバーンの死んだ年に当てつけのように精神疾患などを歌ったり、かなり問題視されたりもした。
道徳的な暗ーい内容をとにかく追求。パンク色が強かった今までのサウンドから一気にポストハードコアのような重さを感じさせるアルバム。
正直この時の、叫びにも近い内容でサウンドも攻撃的で、けどどことなくなり切れていないダサさ感のあるこの作品が大好きだ。
システムオブアダウンばりの攻撃性があるが、サウンドのパワーはそこまででなかったり。そういう至らなさも含めてマニックスだなあ…
そう思う。
それもこれもここまでのマニックスにリッチーという痛さの象徴みたいな存在が、
私的にはとにかく愛おしいんだと思う。
このアルバムはこの名盤揃いの時代には1位にはならなかったけれど、マニックスの中でベストとしているファンも多くて、のちにこの当時のマニックスが映画化されたりしている。
その後のマニックス
このアルバムを最後に、精神を病みに病んでいたリッチーエドワーズは薬剤使用と飲酒を繰り返し壊れに壊れていく。
その後1995年、
更生施設を抜け出してから失踪してしまう。
(奇しくもこれで有名になったところはあるかもしれないのが悲しいが…)
現在は死亡とされているが、いまだに発見されていない。
リッチーはこのバンドの歌詞を全体的に担当していた。残されたメンバーはリッチーを失いながらも活動を続け、この後のアルバムでイギリス初登場2位、その後初登場1位を獲得する。
リッチーは1位になって辞めるチャンスも失い、自分に押しつぶされてこの世界を去った。シドヴィシャスになれなかった天才だった。
けどマニックスは20年後も活動を続け、ホーリーバイブルは映画化された。
痛さを通り越して、先まで続けたマニックス
めちゃくちゃ痛かったけど、今でも大好きです。
てなわけで
なんとなくこのバンドのことを思い出したので、今日もこの
The Holy Bibleを聴きます。
90年代ロックのこういうドラマチックな話とかを雑誌のバックナンバーとか古本屋で読んでワクワクしてたのを思い出す。
CDどこにも売ってなくて、HMVのネット通販初めて使ったな…とか
マニックストリートプリーチャーズって知ってる?知らないよね
とか言ってました。
1番クソ痛い自分をワクワクさせた90年代ロック。
好きな人には有名な話だし、
知らない人にはなんのごっちゃだと思うけど、話したくなったので話しました。
さて、私も頑張ります。
最後に一言
ちんこ
痛さは強さ 前編
ども。suugayuuuuです。
uの数は2×4。うん。
今年の仕事も始まって
気だるい気持ちと、日々の合間をどう縫ってやりたいことをしていくかってことを考えたりして、できることから少しずつやり始めております。とはいえとりあえず今日はがっつりそれが失敗したわけなんだけど…ブログだけでも書こうと思います。
今日も1枚思い出のCDを紹介したいと思うんだけど、実は今日は思い出の一作というか
「やってやるぞ!」という意気込みがあってもなかなか前に進まない状況を思ったら、あるバンドのことを思い出したので、そんな彼らのことを書きます。
suugayuuuu memorial disk vol.3
Artist: Manic Street Preachers
Title: The Holy Bible
Since: 1994
(以後:マニックス)
このアルバムが発売された頃まだ私は8歳なので、もちろんこのアルバムは後追いで聴いたアルバム。このアルバムと出会うのは8年後となるわけなんだけど、90年代洋ロックを聴きまくっていた高校時代の私は、このマニックスにかなり惹き込まれていった。
90年代のロック史の名盤や、ブリットポップシーンを辿っていくと必ず出てくるのがNirvana、Stone Roses、Oasis、Blur、Pulp、Beck、PRIMAL SCREAM、Radiohead、Bjork
(もちろん他にも凄いアーティストがたくさんいるけど)この辺になってくるが、
実はこのマニックスは、こんな群雄割拠の中で鳴り物入りでデビューしたバンドだった。
中二心くすぐる痛さのオンパレード
マニックスは南ウェールズという地方の出身で、炭鉱のストライキなどが起こる中大人になった。この時代のイギリスの労働階級の若者ならではの、反体制意識を強く持ったハングリーさが彼らを育て、メッセージ性の強い過激な歌詞が話題を呼び、地元の自主制作パンクレーベルからミニアルバムを出すと、すぐにデビューの日を迎えた。
そこで彼らはとんでもない尖ったセリフを吐く
「1stに二枚組のアルバム出して、世界1位になって解散する」
いやあ尖ってるね…こいつは痛い。何が痛いってこれ1stが世界1位じゃなかったらどうすんねん…ってもちろん周りもなっていきます。
破れかぶれでとりあえずの奇行
解散宣言が話題を呼ぶ中、マニックスはさらに狂った行動に出る。解散宣言から数ヶ月後に発売したepの歌詞で
「ジョンレノンが死んだ時はあざ笑ってやった」
と歌い、今風に言うと炎上。
1991年から炎上してんですよこいつら…
そしてNME(日本でいうロキノンみたいな主要音楽雑誌)の記者も彼らに対して侮辱的なことを言うようになる。
まあなんて言ったかは知らないが、おそらく
「ずいぶんでかいこと言ってるみたいだけど、世界1位とか無理でしょ?てか解散とかぶっちゃけしないよね?」
みたいな感じだと思う。
そんなことを言われたマニックスの中のギタリストにして1番トチ狂った男、リッチーは頭にきた。
かなり頭にきたリッチーは自分達が本気であることを証明するため、カミソリを取り出して自分の腕に
「4REAL」(本気だぜ)
と刻んで、17針の大怪我となる。
どうすか…?
こいつらこじらせすぎでしょ!
腕に 本気だぜ だよ?
中二心くすぐられましたよ当時の私は…
そして92年、ついに彼らの1stアルバムがリリースされるのです!
ジェネレーション・テロリスト
92年ついにマニックスの1stアルバム、
「ジェネレーション・テロリスト」が発売。
まあこの時点で私が最初に提示したアルバムが94年発売のThe Holy Bibleなので、解散してないんですよね…
つまり、彼らの1stアルバムは
世界1位になれなかったんです(uk13位)
いやそりゃそうなんですけどね…
あれだけでかいこと言った割にはダサい感じにはなってしまいます。
上記で腕にカミソリを刺したリッチーという男が書く詞は、メッセージ性が強くとてもカッコいいアルバムなんですけどね…さすがに1位は厳しかったか。
ともあれ彼らは最悪な形でバンド活動をスタートし、続けていくことになります。
大丈夫かよこいつら…スタート痛すぎんだろ
と心配にすらなりますね…
と
そんなわけですが、急遽眠いので続きはまた明日書きます!
ごめん!おやすみ…!
つづく
プロレスとお笑いとラジオとトーキングスキルと
どもsuugayuuuuです。
uの数は2×4です。
東京から新潟に帰ってきて、
得も言われぬ喪失感とともに思い出したことがあった。
今回東京へ行ったときに会った大学時代の先輩から言われた
「『有田と週刊プロレスと シーズン3』の最終回はもう見たか?」
というセリフだった。
有田と週刊プロレスと
とはamazonビデオで配信されていた番組で、
くりぃむしちゅーの有田さんがその日ランダムに渡された号の週刊プロレスの見出しから、その内容と思いについて後輩芸人に語り、そこから人生の教訓をひとつ見出す
という内容だ。
私は正直会場に足しげく通ったり、空き時間に積極的にプロレスを見るほどの熱狂的なファンではないし、むしろ子供のころ放送されていたであろうプロレス放送も、両親の好みからかほとんど見た記憶が無い。
つまりプロレスラーはモノマネかバラエティー番組でしか見たことが無いまま大学生くらいまで育ったのだ。
そんな自分がなぜこの番組のシーズン3の最終回をもう見たか聞かれているのか?
それはもちろんシーズン3まで見てきたからだ。
なぜ見てきたのか?
それはこの番組がやっていること自体にかなりのsuugayuuuuホイホイな要素が詰まっているからだ。
まずsuugayuuuuと芸人ラジオとの出会いへとさかのぼる。
前にもブログに書いたことがあるが、私は小中学生時代と熱心なFMリスナーだった。夕食を終え、ひとしきり家族と団欒したのちは部屋に戻り、寝るまでの間はラジオを聴いて過ごした。
しかし音楽に詳しくなるにつれて、
「ミーハーな音楽ばかり流しやがって」
とわけのわからないことを考えたsuugayuuuu少年はラジオを離れ、夜な夜なCDばかり聞くようになった。
大学生になり、神奈川県へと居を移した頃
とりあえずテレビもCDコンポもある状況だったのだが、またラジオを聴いてみたくなった。なぜなら私の住んでいた家の関係か、当時はネットラジオなんてものもなかったため、AM放送が一切聞けなかったのだ。
関東ならAM放送入るだろ!
オールナイトニッポンやTBSラジオJUNKといったいわゆる「芸人さんのラジオ」を初めて聴いたのがこの時だった。
その時に出会ったのが伊集院光さんのラジオと、くりぃむしちゅーのANNだった。
この二つのラジオは正直自分が人前でしゃべったりするうえでの完全なお手本になっており、ルーツにほかならない。
くりぃむしちゅーのANNについてはまた改めて書きたいところなんだけど、このラジオは本当に中毒性の強いものだった。この頃にはすでに知的なコンビのイメージがついていた二人が、高校生時代の先生や同級生の話題などの身内ネタを他の人が聞いてもクセになるようなトークでまた新しい身内ネタにしていったりした。
なにより芸人の深夜ラジオといえば下ネタがつきものだが、このラジオはとりわけ30代後半の大人が、うんこちんこで盛り上がるというオールドスクールな内容で、それがとにかく今の自分の基盤になっているといっても過言ではない。
いまだにその頃に活躍したハガキ職人さんがtwitter等で二人の動向を追っていたりして、本当に3年半のバカ騒ぎにいまだに心が取り残されている人もいるんだなと。自分もまたその一人でいまだに当時の音声がYouTubeにあるのでそれを聴きなおすことも多い。
その内容で、二人が中学高校時代に熱狂したプロレスの話もよく出ていた。
天龍革命、飛龍革命、咬ませ犬発言、TPG事件、俺たちの時代
全部このラジオで知った。
結果プロレスのことなんて何も知らなかった自分が、
「見たことはないけれどもなんとなくプロレスを知っている人」
になっていた。ということで昭和のプロレスの動画をちょくちょく見るようになった。
とはいえそこまで熱狂していたわけでもないのでプロレス好きを自称するのも恥ずかしく、相変わらずなんとなく知っているくらいだったところに、タイガーマスクWなどから新日を見る機会も増え、新日本プロレスが再度ブームを作ったことによって、有田と週刊プロレスと が始まった。
おそらく私は、
プロレスそのものも昔よりは見る機会が増えたし好きだし面白いんだけど
きっと有田さんが何かについて語るのを聴くことがとにかく好きなんだと思う。
(くりぃむのラジオはほとんど有田さんが語って上田さんがつっこむという構図が基本だったため、有田さんが語るのが聴きたいというイメージがある。)
この番組を見る理由はもう一つ、この番組のスタイルだ。
この番組は、週刊プロレスの内容について黒板に対立構図などを書きながらひたすら説明するもので、試合の映像が差し込まれたりもいっさいしないし、字幕テロップも一切出てこない。(週刊プロレスに載ってる選手の写真と軽い注釈のみ)
本人もそこに苦言を呈することがあるが、正直そこが一番好きな理由だったりする。
演出ではなく、形態模写なども含め生の人間から昔話を聞いている心地よさがある。
いわば落語のような心地よさだ。
自分の好きな人が何かを熱く語るのを聴くのが好きなんだと思う。
MCバトルも、M-1も、音楽も、そのものも好きなんだけど、
当事者や見た人たちの考察とか熱い感想とかを見るのが好きなので
自分もそういうのをやりたいと思ったりする。
番組の細かい内容についてはほとんど触れていないが、
シーズン3の最終回は、シーズン1.2.3で少しずつ触れてきていまだモヤモヤしていた内容の一種の到達点的な内容だったのもあって普通に感動した。
見てほしい!
という意味のブログではなく、
何が言いたいかというと
好きな人が何かを熱く語るのを見るのが好きなんです
というのを熱く語りたかったんです。
またラジオやりたいな。と思える番組だった。
シーズン4も期待しています。