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すがゆうです。JOHNNYPARKというバンドでvo、あとDjもたまにやります

煩悩ドキュメントをすがゆうが解説してみたよ

ども。すがゆうです。

本日は

7/16日に配信スタート&ライブ会場でのCD販売をスタートしました

我々の記念すべきミニアルバムから、収録トラックについて解説させていただきます!

 

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JOHNNYPARK 1st mini-album

『煩悩ドキュメント』

社会と自分との溝を嘆き、アニメへの歪んだ愛を叫ぶ。

不景気社会が生んだ歪みとも呼べる
極地的テーマの元に活動する3ピースバンド JOHNNYPARK(通称: ジョニパ)
6年のキャリアにして初のミニアルバムがついに発売決定!
ライブでお馴染みの楽曲を引っさげ
暑苦しく、物憂げに、アニオタの尊厳を歌う

全てのオタク諸君。それを笑ってくれる皆さんに捧ぐ
これがアニオタアラサーバンドマンのリアルだ!
「煩悩ドキュメント」!

 

発売日 : 2017/7/16 品番 : JPCS-001

価格 : ¥1,000 (tax in)

※CDの試聴、ストリーミングダウンロードはこちらから可能です!

johnnypark.bandcamp

 

てなわけで、解説していきます!

 

tracks

 

まえがき

 脚本:菅井雄伍  監修:JOHNNYPARK

宮園わかば:瀬野里子

 

このバンドを運営する上でオリキャラをおきたいなって思ったのが、duluduluっていうバンドの「duluduluたん」だった。そのスタイルを完全にパクってオリジナルキャラを考案し、あろうことかそのduluduluからイラストレーターさんを紹介してもらって、2014年に行われたワンマンライブ、今回のアルバムのジャケットにも「わかたん」が起用された。そのわかたんのCVを務めてくれているのが瀬野里子さん。

 

瀬野さんは若の登戸時代のバイト先の同僚さんで、かつて声優さんの学校に通っていたということもあり、3年前から担当してもらっている。現在は声優業ではなく仕事一本で頑張っておられるにも関わらず、今回のCDにも参加してくれて本当にうれしい限り。イメージとしては「ラノベのドラマCDの導入の世界観もへったくれもない雰囲気をロックバンドのCDでやってみたかった。」というのがあります。通常無粋なものとして捉えられがちな「あるある」をやってみたかったんですよね。ジョニパでなきゃやらなそうなこと・・・と考えた我々の結果悪あがきみたいな部分です。bgmはフリー素材を使って川村商店が作ってくれました。

 

ちなみにCD版にしか入っていません

カルナバル

作詞:菅井雄伍 作曲:JOHNNYPARK

 

JOHNNYPARKをやっていく中で一つのテーマとして浮上したのが「お祭り」の要素だったんだけど、そのお祭り感を象徴する一曲として自己紹介代わりになる一曲を作りたい。という考えからワンマンライブに向けて作ったものを、マイナーチェンジして収録した楽曲。「わっしょい」という言葉一つでイメージを形作り、JOHNNYPARKの曲作り上での本質である「ワードのインプット」を力技で盛り込んだ一曲。

 

そもそもうちの実家で毎年祭りがありまして、若がステージで着ている法被もまさにそのお祭りの法被。この歌の「『江戸の華』だとハイカラに」という歌詞は、実家の祭りで実際に歌われる「江戸の華だよ 知らせの半鐘が〜」という歌詞からの引用だったりするんですね。リアルな祭囃子とそこに全力で取り組む血気盛んな皆様を、ちょっと引いたポジションで勝手に別の祭りを始めるやつらからちょっと皮肉ったみたいなものです。

ZAZEN BOYS?大好きです。

 

完走宣言

作詞:菅井雄伍 作曲:JOHNNYPARK

 

youtu.be

アニメを見る上でよくTwitterやBBSで見かけるのが「評論家気取り」の輩であり、そういう輩はあたかも総論かのように、見てもいない作品を知った口で「あんなつまらんアニメは切ってやった。一話目でわかるわ」みたいに言い始める。そんな人間が自分が愛する作品を見もせず否定していたらどうだろう?もちろんそれぞれ好みは違うだろうが、好みに合わなかったものを見もせず否定することはモラルに反すると思う。そんなオタク側からオタクを否定した一曲

 

SHIROBAKOを見て製作者の辛さをもっと知りなさい。」

「俺はハルヒでアニメにハマったニワカみたいなもの」

というようにこの曲には具体的な作品名も歌詞に入っている。あくまで説教ではなくボヤキ、主張にしていきたかったというのもあって、エッセイやブログみたいな内容になっています。枕草子に「最近の若いもんは」っていう文脈があった…みたいなもん。

 

この当時はとにかく一番作品数見まくっていました。見始めた作品はほぼ全て見切っていたし、見切れなかった作品に関してああだこうだいうことはしなかった。勧めてくれた人やそれを好きな人に申し訳なかったし・・・自分の眼に酷評や批評がやたら映るようになってきた時期でもありましたね。とはいえ僕も愛の感じられない作品を酷評したりすることもあるんですけど…たまにわざわざ「おもしろいよね」ってワイワイやってるところで「いやクソでしょ」とか言い出す人もいるんですよ…オタクの冠でバンドやってるとライブ先でそういう奴と出会ったりもします。まあとにかく僕はイキリオタクが嫌いなんですよ。お前がすごいのはわかったから、好きな「作品」について語ろうよ。

 

楽曲としては川村商店が「ゲリラ・レディオ(rage against the machine)」からインスパイアを受け考えたリズムパターンから骨組みを作っていき、そこにラップ調の歌詞と「ガストロンジャー(エレファントカシマシ)」のような語り口調のフロウを取り入れてミクスチャーテイストにしていきました。後半ベースラインが捲し立ていくクライマックスが個人的に大好きな一曲。何かをオマージュしながらジョニパらしさで染め直していく、ジョニパの一種のお家芸が形になった一曲だと思います


マウンテン マウンテン

作詞:菅井雄伍 作曲:JOHNNYPARK

 

俺は昔ボーイスカウトをやっておりまして。その頃の経験でアウトドアや登山なんかが身についていたんですよ。そんな経験があるとね「ヤマノススメ」っていうアニメがあるじゃあないですか。あんなのすぐ好きになっちゃいますよね。本当に登山好きな人が実際に登って描いているし、アニメの製作スタッフもみんな実際に登って作ってるんですよ・・・愛情感じませんか?そしてね、倉上ひなたちゃんっていうキャラクターが出てくるんですけど、本当かわいいんですよ……………ひなた……。(3期&ova上映本当におめでとうございます)

 

・・・うむ。そんなわけでメンバー全員でドハマりした結果、実際に登山することになったんですよ。その時に作った曲です。「人生における障害」みたいなものとかけて「山」について歌いました。

 

さて、曲調としてはボーイスカウト連盟っていうのがありまして

それを基調にジョニパ的行進曲として作りました。その連盟歌のコーラスパートが「ああ~名誉~。名誉!名誉!重きぞ名誉!(フレ!フレ!フレ!)」という歌詞なんですよね。そこもしっかり踏襲して、結果一番のポイントはコーラスパートで「山」と叫び続けるところ。一発でみなさんの耳に残るフレーズだと思うし、たぶん「山」とだけ言い続けるコーラスパートを持つバンドはなかなかいないと思う

みんなで歌ってクソみたいな日々の障害を越えていく・・・ジョニパには珍しくポジティブな内容の楽曲です。


豚のままで

作詞:菅井雄伍 作曲:JOHNNYPARK

 PVにもなったこの曲は実質このアルバムのテーマでもあり、JOHNNYPARKが一番伝えたいメッセージなのかもしれない。

youtu.be

今の家にまだ俺しか住んでいない頃に、メンバーが泊りにきたことがあって、その日朝起きたら急に曲が浮かんだんです。起きてすぐギター背負って弾きました。その時に浮かんだフレーズは結局曲に入ってないけど、そのフレーズから拾ったコード進行と「ツンデレ猫の言うことにゃ、俺の余命はあと一年」っていう歌詞はまさにその時に降ってきた。ちなみに過去にも先にもこんな風に曲が降ってくることは無かった。現時点までは。

 

歌詞の内容はその当時、その前の年に婚約破棄してたりしていて、その時に「オタクだから自立できない。」「オタクだからもう一緒にいたくない」っていわれたのが本当にショックでした。偏見って時間がいくらあってもなくならないんだなと。そしてあと1年したら親の会社の修行をスタートして会社員になるなんていう状況も相まって・・・いろんなことがあって余計に世間が嫌になったし、オタクをバンドを絶対やめない。そう思ってそんな歌詞になったと思う。実際に自分も冗談じゃなく余命1年のじじいまでオタクで、終いには偶像にすら「馬鹿に付ける薬はない」って言われちゃう末路をイメージしてるんだよね。おじいちゃんが「ニチアサを見続けて50年…今期もかわいい。リアルに心肺停止あるかも」「仮想腹上死不可避」とか言ってるかもしれないって思っただけですごい哀愁だし。ただそれって実際ポジティブで、何かを貫き通すことにもつながるとは思っています。今はね。

楽曲としても自分がロックにハマるきっかけでもあった90年代USオルタナインディのサウンドで表現したくて、サウンドを作る上でそれを日本で無骨に体現していたbloodthirsty butchersなどに強く影響を受けたつもりです。

このようなストレートなロックナンバーはJOHNNYPARKには当時無くて、単音のリフを中心に作曲していたところに丁度変革として現れた一曲でした。オタクというテーマを持つバンドとして、「ネタ」にして売り物にするのではなく「信念」として熱さを伝えていくという考えや表現方法は、今後のJOHNNYPARKでも続けていきたい。そういった意味でもこの曲はJOHNNYPARKの指針になったと思う。

俺はこういう曲が大好きなんです。


ひのまる

 作詞:菅井雄伍 作曲:JOHNNYPARK

 この曲は我々JOHNNYPARKが「オタクである」ということを実際にステージ上でも表現していくことを決めたときに、「何かアンセムになるような曲を作ろう。」というプロジェクトから生まれました。降ってきたというより、考えて考えて作った・・・ていう所が強い楽曲だと思います。

ではどうするか?

オタクを表現する上でヘラヘラするのは違うと思っていて、どこぞのブッカーに「オタクだ!ってわかりやすいようにオタ芸やったら?」とか言われたんですけど、そもそも俺はオタクで偉そうに「どうだ!俺はオタクだ!」っていうタイプが物凄く嫌いなんですよ。そういうものじゃないと思うし、なのに「どうだ!オタ芸!おもしろいだろ!」それって違いません?そう考えた時、自分たちの信念に合った方法は「自虐的で究極に気持ち悪いこと言ってるのに、なんか清々しい」という理想にたどり着きました。

 

結果、オタクがオタクでいる上でマジョリティになる必要はないし、常にアングラ魂はもっていたい。だからといって一概に世の中から踏みつぶされ続けるには癪だし、クラスの一軍でヘラヘラしてるやつらをギャフンと言わせたい。そのためには奇行で注目を集めるのでは無く、俺たちだけの旗を掲げて胸を張れと。「芯があるオタクはかっこいい」そう言わせたかったです。そういった経緯もあってこの楽曲はポップアンセムではなく、政治色を感じさせるメッセージソングとしてのストーリー展開を目指しました。

パリピよろしく徒党を組んで開き直れと言っているわけではなく、同じ地下に潜るもの同志のユニティを、あくまで「かわいいもんはかわいい」で繋いで形にした一曲です。オタクの馬鹿騒ぎではなく、「陰キャの暴動」みたいな

 

楽曲としては元々パワーコード中心のパンクナンバーだったんだけど、レコーディングに合わせてセブンスを入れたりして憂いを表現したいと思いエンジニアさんに「eastern youthっぽく音をキラキラさせたいです!」ってお願いしたりして。荒々しく見えて綺麗なサウンドを目指しました。

また、アニオタに向けたアンセムということもあり、実はコーラスパートのコード進行が「Ready!(765PRO ALLSTASRS)」のコード進行を踏襲しているという点も是非注目してほしい。

 

そしてコーラスには我々JOHNNYPARKを支え続けてくれている、オタク仲間でもあり愛すべき後輩たちがレコーディングに参加してくれて、心行くまで叫んでくれました。

レコスタにオタクが5〜6人集まって叫ぶ様はまさにCDでの鬼気迫るものそのままでした。

本当にありがとう。気持ち悪かったです(褒めてます)

 

ちなみにライブの時の熱心なお客さんの中のお決まりで「最後のコーラスパートの直前にあるブレイクで好きなキャラクターの名前を叫ぶ」っていう流れがあるんですが、もちろん僕も毎回叫んでいます。CDでは俺のアニメ内初恋の人で今でも心の中で一番のヒロイン、御坂美琴の名前を叫んでいます。

もしライブに来る機会があったら、アニメキャラでなくともそれぞれが信じる一番愛するものを頭に浮かべてほしいなと。そう思います。

 

 

 最後に

JOHNNYPARKの世界を表現する上で、

いろんなことにチャレンジしてきましたが個人的にも今のスタイルが一番性に合っている気もします。今までこねくり回して比喩で固めてきた歌詞も、ストレート故の面白さを追求して最近は作っていますし、コード中心のバンドサウンドへの変貌も今では1番しっくりくる。

今回作った「煩悩ドキュメント」はそんなJOHNNYPARKのスタンスの下地が詰まったアルバムなので是非聞いていただきたい。そう思います。

いろんなことがあって、いろんなものを裏切って、裏切られて、しにそうになって

そんな中で這いつくばって生きてきた「自分」を歌ったのがJOHNNYPARKです。

自虐を重ねて悦に入るのもイヤだし、開き直って馬鹿にもなりきらず、あくまでボヤいて身近な不満を叫んで、けど面白く。そう思って書いています。ほぼほぼメンバー誰かしらの本心や実話です。

だから「煩悩ドキュメント」

 

そして

 

このCDは完全自主製作盤です。

流通会社等を通してバーコードがでているものではありません。

プレスも利用せず、あくまでCD-Rを自分たちでパッケージングして作っています。

 愛情こめて手作りしたCDをライブ会場まで是非買いに来ていただけたら

とてつもなくうれしいです。

 

今後のライブスケジュールはこちら

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JOHNNYPARKの活動は

今年いっぱいで状況が変わります。

4月に僕が東京を出て実家に帰るからです。

もちろん解散はしません。

てなわけで

是非会場まで遊びにいらしてください!

 

最後まで読んでくださったあなた、

ありがとうございます!

JOHNNYPARK、まずはツアーファイナルまで

しっかり突き抜けたいと思います。

是非これを読んで、もう一度CDを聞いてみていただけたらな。なんて思います。

よろしくお願いします!!

 

ではまた!