痛さは強さ 前編
ども。suugayuuuuです。
uの数は2×4。うん。
今年の仕事も始まって
気だるい気持ちと、日々の合間をどう縫ってやりたいことをしていくかってことを考えたりして、できることから少しずつやり始めております。とはいえとりあえず今日はがっつりそれが失敗したわけなんだけど…ブログだけでも書こうと思います。
今日も1枚思い出のCDを紹介したいと思うんだけど、実は今日は思い出の一作というか
「やってやるぞ!」という意気込みがあってもなかなか前に進まない状況を思ったら、あるバンドのことを思い出したので、そんな彼らのことを書きます。
suugayuuuu memorial disk vol.3
Artist: Manic Street Preachers
Title: The Holy Bible
Since: 1994
(以後:マニックス)
このアルバムが発売された頃まだ私は8歳なので、もちろんこのアルバムは後追いで聴いたアルバム。このアルバムと出会うのは8年後となるわけなんだけど、90年代洋ロックを聴きまくっていた高校時代の私は、このマニックスにかなり惹き込まれていった。
90年代のロック史の名盤や、ブリットポップシーンを辿っていくと必ず出てくるのがNirvana、Stone Roses、Oasis、Blur、Pulp、Beck、PRIMAL SCREAM、Radiohead、Bjork
(もちろん他にも凄いアーティストがたくさんいるけど)この辺になってくるが、
実はこのマニックスは、こんな群雄割拠の中で鳴り物入りでデビューしたバンドだった。
中二心くすぐる痛さのオンパレード
マニックスは南ウェールズという地方の出身で、炭鉱のストライキなどが起こる中大人になった。この時代のイギリスの労働階級の若者ならではの、反体制意識を強く持ったハングリーさが彼らを育て、メッセージ性の強い過激な歌詞が話題を呼び、地元の自主制作パンクレーベルからミニアルバムを出すと、すぐにデビューの日を迎えた。
そこで彼らはとんでもない尖ったセリフを吐く
「1stに二枚組のアルバム出して、世界1位になって解散する」
いやあ尖ってるね…こいつは痛い。何が痛いってこれ1stが世界1位じゃなかったらどうすんねん…ってもちろん周りもなっていきます。
破れかぶれでとりあえずの奇行
解散宣言が話題を呼ぶ中、マニックスはさらに狂った行動に出る。解散宣言から数ヶ月後に発売したepの歌詞で
「ジョンレノンが死んだ時はあざ笑ってやった」
と歌い、今風に言うと炎上。
1991年から炎上してんですよこいつら…
そしてNME(日本でいうロキノンみたいな主要音楽雑誌)の記者も彼らに対して侮辱的なことを言うようになる。
まあなんて言ったかは知らないが、おそらく
「ずいぶんでかいこと言ってるみたいだけど、世界1位とか無理でしょ?てか解散とかぶっちゃけしないよね?」
みたいな感じだと思う。
そんなことを言われたマニックスの中のギタリストにして1番トチ狂った男、リッチーは頭にきた。
かなり頭にきたリッチーは自分達が本気であることを証明するため、カミソリを取り出して自分の腕に
「4REAL」(本気だぜ)
と刻んで、17針の大怪我となる。
どうすか…?
こいつらこじらせすぎでしょ!
腕に 本気だぜ だよ?
中二心くすぐられましたよ当時の私は…
そして92年、ついに彼らの1stアルバムがリリースされるのです!
ジェネレーション・テロリスト
92年ついにマニックスの1stアルバム、
「ジェネレーション・テロリスト」が発売。
まあこの時点で私が最初に提示したアルバムが94年発売のThe Holy Bibleなので、解散してないんですよね…
つまり、彼らの1stアルバムは
世界1位になれなかったんです(uk13位)
いやそりゃそうなんですけどね…
あれだけでかいこと言った割にはダサい感じにはなってしまいます。
上記で腕にカミソリを刺したリッチーという男が書く詞は、メッセージ性が強くとてもカッコいいアルバムなんですけどね…さすがに1位は厳しかったか。
ともあれ彼らは最悪な形でバンド活動をスタートし、続けていくことになります。
大丈夫かよこいつら…スタート痛すぎんだろ
と心配にすらなりますね…
と
そんなわけですが、急遽眠いので続きはまた明日書きます!
ごめん!おやすみ…!
つづく