DATTE 15年もやってらんないじゃん
どうも。超テンション次期社長ことすがゆうです。
今回は小さい女の子達に夢を与え、一緒に見る親世代にもメッセージを残し続けるニチアサの長寿アニメシリーズ「プリキュア」について話したいと思います。
誰もが名前を知っているであろう国民的アニメ、プリキュア。
開始当初から女児達の憧れをしっかりと描き続け、世代はどうあれ知らない人はなかなかいないと思う。そして大人も納得させられる濃いストーリーなどもあること、スマイルプリキュア以降、深夜放送の美少女アニメにも通ずるキャラ萌えを想起させるスタイルがあったりとしたこともあり「大きいお友達」と呼ばれる成人男性のプリキュアファンが増加していったのもある種オタク業界の社会現象な気もする・・・
私すがゆうは、幼少期からなぜか女児向け作品を見る環境にあった。妹が2人いるのもあるが、BS契約をしていた関係から夕方は必ず居間でアニメが流れていたし、そこそこな年齢になってからも、日曜朝よく遊びに行っていた近所の友人がニチアサ好きだったものでよくデジモンまで一緒に見ていた。おジャ魔女の初回も、ナージャの初回も、プリキュアの初回もそこで見た記憶がある。どれもとっくに中学生以上なんだけどね・・・環境と素質なのだろうか。。。
元々クレヨン王国~おジャ魔女どれみが好きで(というか中学三年の時に過激な布教を受け再度ハマったのだが)、いざ一作目の「ふたりはプリキュア」が始まる日、たまたまそのニチアサ好きの友達の家にいて(実際高校二年の終わりとかなんだが・・・)「ほう・・・新しい女児向け枠今回はどんなテイストかな?」とこだわりラーメン店の店主の写真の如く腕を前に組み、上から目線で立ち向かった。そして、見終わったときにまだ「萌え」も「推し」も知らない私だったので言葉にはできなかったが、完全にヒロインの一人の美墨なぎさを見て「ちくしょう・・・かわいいじゃないか。。。」と確かに思った記憶がある。
この経験が5年後、とある魔術の禁書目録で御坂美琴に恋をする伏線となっていたことに15年後気づく。
いやしかしもう15周年なのか・・・
ちょうど今やっているHUGっと!プリキュアも、毎話クライマックスなのか?と思わせるような怒涛の展開と、力の入った描写で毎週楽しませてくれている。正直毎年のように仲のいい連中と「次はどんなプリキュアになるか」というのを肴に飲んだりするんだけれど、15年やりつづけてまだこんな引き出しがあるの?というのがシンプルな感想で、誰がこんなの予想できただろう?と。
そもそも敵対勢力を、明日への希望を糧に力を得る「ブラック企業」として登場させることで我々お父さん世代がキャッチーさからホイホイ網にかかり、そこから人間の挫折や友情、愛についてシリアスな描写をいれながら描いていき、SF要素もあったりして、こんなプリキュアがあっていいのか!ずるい!最高!と毎話思う次第だ。
何より驚きで面食らっているのは、あくまで自分の交友関係の範囲の話ではあるけれど、その中の人たちが皆今年のプリキュアはリアルタイムで視聴を続けている人が多いということだ。
15周年か・・・15周年にこの作品か・・・すげえな。
と思っている中、
もう一度初心に帰って ふたりはプリキュア を見ることにした。
結果・・・プリキュアシリーズは確かに進化を続けてきたけれど、こんなにも全てが詰まった1作目だったのだなと。再確認というか当時はそんなこと理解もできていなかったわけなんだけど・・・本当に素晴らしい作品で、この後もスタート時2人組のプリキュアは何作かあるけれど、しっかりと一年間ツイン主人公としてのバランスでやりきったのはこの一作目だけだと思う。そして美墨なぎさは本当にかわいい。
ふたりはを改めて見て一番思うのは、戦う女の子の作品で、こんなに顔を歪ませるって確信的だよな。すごい表情だけど、その新しさがプリキュアを15年続かせたのかな…と思ってしまう pic.twitter.com/a3tH0oSpN7
— すがゆう (@suugayuuuu) 2018年6月3日
ふたりはプリキュアは、改めて見て本当に凄い作品だ。色んなテーマのプリキュアがあった中でツイン主人公のかたちをここまでしっかり行っているのって今作だけな気がする。何より普通の女の子が戦いに巻き込まれることのストレスや不安をリアルに描いているのが特に凄い
— すがゆう (@suugayuuuu) 2018年6月3日
HUGっと!プリキュアを見て、ふたりはプリキュアを見返して、他作品たちもいろんなことがありながら見てきたけど、本当に見てきてよかったなと思える時間だった。
そんなわけでちょっとすがゆうとプリキュアの歩みを少し書かせてもらおうと思う
前述したふたりはプリキュア以降は環境の変化もありニチアサを見る習慣も失っていった。同時に完全にサブカル路線に進み、オタク的な文化からもかけ離れていった。自分が人と違う崇高な趣味を持っていると勘違いしていたので、オタク趣味を下に見ていたという罪はいまだにひしひしと後悔しているところだ。以前にも書いた通り、この後私の人生は色々あって私はオタクになるわけだが、その時も深夜アニメを中心に視聴していた。。。がひょんなところから入った「スマイルプリキュアがヤバい」という情報。すがゆうはオタクでありながら、当時のイキリサブカルクソ気質を内包していたせいもあり「俺、ついにプリキュアみちゃってますよぉ~ヤバイっすよね」のようなスタンスを取ろうとしてしまった。ここからすがゆうのプリキュア好きとしての第二の人生が始まったのだ。
いやかわいすぎでしょ・・・スマイルプリキュアはキャラ立ちが完璧な上にクライマックスはかなりのカタルシスで、気づけばイキリとしてのプリキュア視聴の心意気は失せ、すっかり黒歴史となった。本当に愚かなことだったと思う。なぜならその後、おジャ魔女どれみシリーズの製作チームが手掛けた、プリキュア史上最も異色なプリキュア、ハートキャッチプリキュアを後追いして、おもくそ感動することになる。。。
ハートキャッチプリキュアは私にとって現状一番好きなプリキュアだったりする。(おジャ魔女補正があることは認める)
すがゆうの心は真っ新になった。
ハートキャッチプリキュアに関してだけ言えばそのあとも2周ほど見直すくらい好きなアニメになった。大まかにいえば「史上最弱のプリキュア」としてスタートする主人公、前代未聞の一話で変身するけど自力で敵を倒せずに終わる。という・・・そんな主人公を含めコンプレックスを持った面々たちがそれに打ち勝って強くなっていくというお話。
しかし
すがゆうはこの二作のクオリティを基準としてしまったためか、語弊があったら大変申し訳ないが、ドキドキとハピネスチャージは・・・個人的に一年通して見続けるには少々苦手な部分があり完全な視聴をしていない・・・
そこでくじけてしまったすがゆうは過去作を見ることにして、フレッシュ、5、5GOGO、スイートプリキュア等を血眼で、たまに流しつつ見ていた。もはやただの修行だった。知識を得たい。見たうえでコメントしたいがために見ていた。すがゆうの心はまた曇っていたのだ。イキリクソ精神がまた芽生えていた。
ハートキャッチプリキュアを見たころの清い私はどこへ行ってしまったのだ・・・
けど大きいタイトルの作品やシリーズを見るときって、面白い面白くないに知識欲や理解の完全性を求めてみてしまうことってどうしてもあるよね・・・けどその方法だと100%楽しめないし、理解度がむしろ減ってしまったりもするんだけどね・・・わかってはいるんだがそういう節が抜けないところがある。
そしてそんな自分にまた凹んだあたりにGo!プリンセスプリキュアが始まった。すがゆうは自分に凹んでいたし、前作までのプリキュアが自分とマッチしなかったことから箸が進まず、一年間スルーして「プリパラ」に没頭することになる。
そしてさらに一年後、魔法使いプリキュアがスタート。魔法をテーマにしたプリキュア、しかも二人組ってことで期待が募ったし、その時はまだ見ていなかったけれど、前作のGo!プリンセスプリキュアが周囲でもかなり好評だったのですがゆうは真っ新な気持ちで再びプリキュアの視聴を続けることにした。ちなみにその後しっかりと見させてもらって大変感動した・・・
キラキラプリキュアアラモードが始まるときは、かなり大幅な方向転換を感じさせたし、ガチガチの声優さんではないキャスティングもありザワついたが、スマイルプリキュア以来のキャラ立ち完璧な作品で、シナリオもラスボスの動機以外は完璧だった・・・
そんわけで今に至る。
今はツイッターなどでリアルタイムで応援して楽しんだりできるので、より楽しく見ているけど、今回改めてルーツを見て、フレッシュやスイートももう一度見たいなって思った。
どれがオススメ?って聞かれると個人的好みでハートキャッチと断言してしまうんだけど、GO!プリンセスの世界観とテーマ性と成長物語を見てほしい気持ちもあるし、魔法使いのクライマックスを見てほしい気持ちもあるし、ハピネスチャージの世界中からプリキュアが集まってくる謎展開とか見てほしい気持ちもあるし、スマイルのキャラと王道ながら素晴らしい展開も見てほしいし、アラモードの個々の掘り下げとカップリングの多様性に力を入れまくった最高なやつも見てほしいし、初期の洗練されたプリキュアを見てほしい気持ちもあるし
もう全部見ろ!!!!
うんこ!!!
とにかく
あのキュアブラックとキュアホワイトが、日常を生きながらそれを侵害する悪たちに拳ひとつで立ち向かい、ジャンプ漫画の主人公ばりに怒気に顔を歪め戦う姿が、いま15年引き継がれているんだと思うと本当に熱い気持ちになった。東映アニメーションの鷲尾さんが伊集院さんのラジオに出たときに
「最初にプリキュアを作ったときは賭けでした。当時女の子が男さながらに拳で戦う作品が女の子に受け入れてもらえるか不安でした。『もしウケなかったら土下座して逃げよう』って(笑)」
と言っていたのを思い出した。私すがゆうも、イキったり凹んだりと色々な浮き沈みを繰り返しながら今もプリキュアを見ているのは、恥ずかしいことだとは今では思いません。たまにバカにされますが。それでもこれからも見続けていきたいとそう思いました。子供ができたら必ず見せたいです。男でも。
以上
ソロキャンプのススメ
東京に住んでいたころはなかなかできなかったソロキャンプだが、今年のアニメゆるキャン△の放送による盛り上がりなんかもあって、新潟住まいになったら是非ソロキャンプしたいなあ・・・と思い今回行ってきた
いやあとても楽しかった。
とはいえソロキャンプに行くのもボーイスカウトで活動していた高校生の頃以来のことなので、色々反省する部分なんかもあったりした。ので今回は、ゆるキャン効果で周りでもキャンプ熱が高まっているのでキャンプの報告をしつつ、ソロキャンプの簡単なガイドになればな。。。なんて思います。
場所
ソロキャンプに行く場所は、用途によって異なる。釣りなら川や海、登山なら登山コース付近、景色ならその景色にあったところ・・・しかし今ソロキャンプしたい人はそもそも目的に付随してソロキャンプしたいわけではないと思う。私もそうです。
例えば今回私が行ったところは、新潟県新発田市が運営するスポーツ公園併設のキャンプ場。ボーイスカウト時代によく利用していたのですぐに思い当たったが、ネット検索にも無く、ネット予約、電話予約不可。公民館まで出向かなければ予約できず、当日届け不可・・・だからこそ土日でもほぼ貸し切りの可能性が高いのが魅力のキャンプ場。
・炊事場、火起こし場あり
・トイレは自動照明で清潔
・芝生
・車をギリギリまで下せる
・利用料150円
・街中からすぐのためアクセス良好
という軽いキャンプにはもってこいのキャンプ場。
私はどんな立地でもそれに合わせて物を用意するだけだが、混み具合だけは準備でどうしようもないため、キャンプ場を選ぶときは基本的にはプライベート感をどこまで楽しめるかで考えてます。簡単に言えばスピーカーで簡単な音楽なんかをかけながら過ごしていて文句を言われるようなレベルの混み具合のキャンプ場は嫌だ。ということ
ネットとかで調べる際に「しずか」とかで調べるといいのかも。
キャンプに慣れていない場合は、トイレと炊事場は必ず確認必須。
また、私が今回行ったキャンプ場は用具の貸し出しは一切行っていない。行っているキャンプ場もあるのでもし用具をそろえるのは大変だし置くところもないから、レンタルできたらいいな・・・という人はそういうところをさがしてみるといいかも。
用具
今回のすがゆうキャンプはマイカーがあり、家にも道具が揃っているため、ストイックなキャンプというよりラクできるところはラクしようというコンセプトだったのでこんな感じ
通常キャンプに必要だな…と思うのはこの辺
1.アウトドア用品系
寝袋、シート、テント、外用ランタン、テント内用ランタン(led)、レインウェア、折りたたみ椅子、折りたたみテーブル、リュック
ゆるキャンでもやってましたが、テントに敷くシートは必須。ゴツゴツもそうだけど結露がすごいです。
2.調理用具系
クッカー、飯盒、クーラーバッグ、シェラカップ、マグカップ、シングルバーナー、まな板、ナイフ、スプーン、フォーク、箸、おたま
料理しないならクッカーも最小限でいいしまな板やナイフも不要。箸とクッカーとバーナーくらいあれば湯も沸かせるしみんなのあこがれのカレー麺食えますよ。
クッカーというのは…
こういう風にいろんなサイズの金属製の皿やら器が重なってるやつ。火にもかけられるし、そのまま食えるのでオススメ。ホームセンターとかドンキで2千円くらいで買えます
シングルバーナー
気に入ってるのはこれ。かなりコンパクトで登山向け。
こうやって市販のガスボンベが利用可能なものもある。ちょっと大きめ
ソロキャンプで焚き火するのは正直大変なので、こういうバーナーがあると便利。薪が売ってても焚き火スタンドはかなりかさばるし、直火なんて基本大丈夫なキャンプ場ほとんどないです。しまりんが使ってたミニ炭焼きグリルとかがせいぜいってところ。レンタルできるところか、車でならありかな…
焚き火最高だけどね…
3.日常携行品
タオル、ゴミ袋、ロープ、軍手、携帯バッテリー、水、ティッシュ、バンドエイド、ウェットティッシュ、虫除け、ファブリーズ
基本的なマナーとしてゴミ袋は必ず持っていく。せっかくいいキャンプ場でも汚して帰ったら次来れませんよ…あと今回私は持って行きませんでしたが、ファブリーズは結構あった方がいいかも。そしてウェットティッシュは必ずあった方がいい。食後の容器とかは、洗剤使わずにウェットティッシュで拭いて家帰ってからちゃんと洗えばいいと思う。手を洗うために炊事場とテントを何往復もするのもなかなか億劫だからね。
そんな感じです…
テントは今回親父が新しく買ったやつまだ試し張りしてないから、今回試して欲しいとのことで大きめのテントを用意してますが、ソロならもっと小さいのでオーケー
こんな感じでテント設営完了 pic.twitter.com/WYgO1RoCjL
— すがゆう (@suugayuuuu) 2018年5月26日
こんなんで充分。テント選びに関しても色々あるけど、まずはドーム型防水二層構造でそこそこコンパクトなやつを選ぶことをお勧めする。
私は今回車だったので
折りたたみベンチ、焚き火台、折りたたみベッドなんかも持ってきた
クッソ快適。これにシート敷くと畳より快適…
こんな風に昼寝も可能。最高。
とはいえ形だけ作って時間来てしまったので、今回はいそいそと撤収したが。。。
そんな感じで用具は揃えだすときりがないのだが
こだわり続ければこんなのも可能になりますね。
snowpeakで揃えたり、グランピングとかは正直性に合わないので。自分らの写真撮るためのキャンプとかクソ食らえなんで。言い換えればうんこ食えなんで。豪遊するなら宿泊まりたいです普通に。キャンプするからにはキャンプでしか活躍しない多少のサバイバル性は求めたい。とはいえ空間に酔いたいのでその中でデザインとかは選べたらな・・・と思ってます。
料理
正直料理はこだわりたい人がやればいいと思う。
時間かけて搬入にも苦労してでも米は自分で炊きたい、素材もその場で調理したい。という人はそれでも全然いいと思う。インスタント麺でもいいし、パン買ってきてかじってもいいわけで。
自由
ちなみに今回私は神保町のエチオピアを意識したスパイスカレーに挑戦
満を持して pic.twitter.com/gmkHzrPZyN
— すがゆう (@suugayuuuu) 2018年5月26日
正直、玉ねぎニンニクショウガを家でみじん切りにしておいたのを冷凍して保冷剤替わりにして持ってきて、スパイスは事前に混ぜてジップロックに入れ、肉も細切れにして冷凍してジップロックに。という風にすれば全然よかったのはわかっているのですが、忙しくて時間がなかった。。。おかげで無駄に時間食いました。反省してます。
玉ねぎ1/2個、にんにく1片、ショウガ1片、ホールトマト1缶、クミン、カルダモン、コリアンダー、クローブ、カレー粉という簡易的な内容だったけど、結構再現度高くできた。米に関しては、サトウのご飯を湯煎しました。だって洗い物だるいんだもん・・・
朝ごはんはこんな感じ
朝メシ pic.twitter.com/tPAA5NWP3P
— すがゆう (@suugayuuuu) 2018年5月27日
今回は焚火をしたので、炭焼きができた。ソロキャンプでシングルバーナー二つと炭焼きセットはなかなか贅沢したと思う・・・
そんな感じで料理はいくらでも時短可能なので、
あらかじめ準備していったほうがいいです。
キャンプは暗くなったら一気に効率落ちるので・・・
スケジュール
スケジュールは事前に組んだほうがいい。けどそこはやってみて学ぶ感じにもなるけど、今回のすがゆうの体たらくはこんな感じ
16:15 退勤
16:30 帰宅
17:10 出発
17:45 受付
18:00 到着
19:00 全設営終了
20:20 買い出し終了
(この時間が特に無駄だった・・・)
21:00 親父が新テントを見に来る
21:30 料理開始
(遅すぎる・・・)
今回すがゆうは土曜のすこーし早く退勤できる日を利用したせいで、準備が間に合わず、かなり失敗した。悔しい・・・そして新潟は19:30にはホームセンターが閉まるのでアウトドア用品系の買い足しを目論んで20:00までやってる少し遠い所へ行ったら目当てのものが全然なくて予定が狂いまくって、そのまま急いで食材買ったらかなり無駄が出たという悲しい経験も次への糧だ・・・次は燻製やるって決めてる。
なので、行く前に設営に1時間くらい余裕持たせたうえで、スケジュール作ったほうがいいと思います。太陽は待ってくれないので・・・
マナー
あと用具のところでも少し書きましたが、マナーが一番大事。ボーイスカウト時代は撤収後に全員でゴミ拾いしてそのたびに「来た時よりも美しく」という言葉をいただいたものです。ゴミは基本的に持ち帰るのが基本。大きいところとかは回収してくれるところもありますが、基本的には持ち帰って捨てましょう。まあ当たり前だけどね。ゴミ箱なきゃ捨てちゃいけないよね。
騒音ももちろんそう。それが面倒くさくて貸し切りに近いキャンプ場を探して選んでるんだけどね・・・
直火もOKのところ以外は勝手にやっちゃだめだし、生えている木を伐採して牧にしたりするのも基本NGだからね。牧は基本買ってください。あとテレビの影響で松ぼっくりで着火したい人、着火剤使え。いらないロマンだから。
ちなみにすがゆうはプラ以外の燃えるゴミを焚火の火種にします。
あとこれはマナーとかの話と少し異なるんだけど
今回のキャンプ場は、公民館で手続きをして鍵を借りて
道路にある柵にかかっているチェーンの鍵を外して柵を抜いて下まで車を降ろすんだけど、私が借りている間、多少出入りするのでチェーンはせずに柵をしておいたんです。
こうなってたら普通来ないじゃん?
けどカップルが車で降りてきたんだよ。
おかしくない?
わざわざ柵を自力で抜いてまで降りてきたんだよ??
そんで普通にテントたててのんびりし始めやがったんだよ・・・
んで私はチェーンロックをして、公民館に返さなければいけないので
一応「あの、公民館から鍵のこととか何か言われてます?」
と聞いたら「え?いや・・・何がですか?」
何がですかじゃねえよ!
自力で柵引っこ抜いて降りてきたやつが
無断の自覚ねえわけねえだろクソガキ
って思ったんですけど、
「あの、ここね、公民館で事前予約が必要なんですよ。私はなので公民館から鍵をお借りしていて、これから帰るのでそこの柵にチェーンロックをしなければいけないんです。」と丁寧に説明
そして「あの・・・柵してあって、立ち入り禁止のコーンもありましたよね?」
とぶっこんだところ
「あ。。。けど前に来た時もそうしたんで・・・ここって許可必要なんですね・・・w」
むむ?こいつぶん殴りたいな?
無茶苦茶むかついたので、
「今から鍵を返しに行くので、公民館の人に聞いてみますか?もしかしたら借りられるかもしれませんし」
と言った。もちろん事前予約が必要な県の敷地なので、当日借りは無理。
しかし公民館の人に謝ってほしかったのでそう言って連れて行った。
公民館につくと、もちろん無理だった。
そしてその男はあろうことか
「HPに予約に関して何も書かれていなかったので・・・PC予約とかできませんよね?」とか言い始めた。
いや
あるから!
ご利用の場合は
この公民館に問い合わせるように
書いて
あるから!!!!!!!!!
と思ったが、とりあえず謝らせることもできたし
別れ際に「今度からはちゃんと許可もらいましょうね」
と言えたのでよかった。
とまあマナーは守れよって話。
ソロキャンプは楽しい!
ソロキャンプはとても楽しいです。
だって自由だし、「怖くないの?」とか聞かれますが
私としては住宅街のが怖いです。
とても空気が気持ちいいし。
「しまりんかわいいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」とか叫んでも誰にもとがめられないし。
ゆるキャン△しながらゆるキャン△見るすがゆう pic.twitter.com/R9SKjR0v9J
— すがゆう (@suugayuuuu) 2018年5月26日
*山の夜は結露がすごいので、精密機器の取り扱いは十分注意しましょう
そんなわけでキャンプ、呼んでくれれば力にもなれるし是非一緒に行きましょう。
ソロもいいけど、人と行くのも楽しいんで。
またいったら今度はレポだけします
これ見てソロキャン欲沸く人が増えたらこれ幸いです。
(幼少期ボーイスカウトやってることかなりバカにされたの今でもトラウマなんで。。。)
では
脳みそとろける日
どうもすがゆうです。
新潟で仕事するようになってから、車での長時間移動が増えました。
車での長時間移動中、私はセットした液晶でアニメを見たり、ラジオを聴いたり、そういう過ごし方が多いのですが、音楽を聴くこともあります。
Apple Musicのプレイリストに身をゆだねることもあるし、好きなバンドやアーティストの新しいアルバムが出たりしてそれを聴くこともあります。ただね、そこそこ前から、「よし!聴くぞ」って時や誰かと共有したい時以外はわりかしゆったりめのサウンドの楽曲を聴くことが多いです。実際Djをやるときも85~90くらいのbpmからスタートして徐々にペースをあげていく流れが一番好きです。俗にいうチルアウトってやつです。
とはいえこのような音楽を聴くようになったのは、販売員をしていた頃、働いていたお店が店員で好きにBGMを選んでいい(英詩の曲に限る)社風だったもので、結構好き勝手に音楽を流していたんですが、平日の午前中とかに流したい雰囲気のソフトな音楽はないものかと探し始めたのがきっかけでした。
もはや結構前から一人でいるときはアニソン以外はこのような音楽を聴くことが多いです。ここ最近好きなやつをプレイリストにぶちこんで聴いてます。
だって脳みそが疲れるんだもの・・・
最近もっぱらこんな感じです。
applemusicのプレイリストのっけるのを試したかっただけなんていうわけじゃないからね。そんなわけないんだから・・・
オーストラリアのYosteの新曲がとにかく気に入ってて最近よく聴いているのと、水曜日のカンパネラの新曲もとてもいい・・・くそ・・・ずるい。
あとBROCKBEATSの新譜が本当毎度のことながら最高で、
ポケモンのマサラタウンのBGMをサンプリングしたPallet Townは初めて聴いた時かなり痺れた・・・
こんな音楽を最近は聴いています。
オシャレアピールではなく。
今年はもっと色々聴きたいし、なんか色々プレイリストとか作ってここに貼ったりするのもいいかななんて思ってます。
apple musicはとても便利だと思うけど、「いいな」って思ったときにそのアーティストやバンドを刻むようにしていかないと、本当になんでもいいになるし誰とも共有できなくて悲しい部分もあるので、考え物だな・・・なんて思ったりします。自分が今何を聴いてどう思うのかくらいは聴きながらアレしないとね・・・アレだとおもうからさ。
とんでもなくゆるいブログになってしまったが
本来このくらいライトに書き続けたいので、ガッツリ書く時とフラットな時とで楽しんでもらえればなんて思う。
以上
リズと青い鳥
リズと青い鳥 という映画を見に行きました。
新潟にきて一か月半。東京にいても新潟にいても何も変わらない。そう思って新潟に来ましたが、やっぱだいぶ変わるもんで・・・まあ仕方ないとは思いますが。そんな中でもリズと青い鳥は新潟でもやってた!よかった。。。一か所で、しかも今日自分が見たころには一日一枠な上に日曜なのに人かなり少なかったけど・・・
しかもこの映画を私が見たころには既に放映開始から時間も経っているので、個人的な周りの人たちもそこそこ意見交換をそれぞれに済ませて「素晴らしい作品だった」というような状況ではあると思う。
基本的に普段はアニメの感想などはTwitterで行っている。その時の率直な気持ちなどは、時間と共に流れていくタイムラインの方が臨場感があるし、都合がいい。
しかしこの「リズと青い鳥」はそんな率直な表現を嫌うような、「言語化に困る」作品だったのだ。
それでも気持ちが冷めないうちにこのブログで感想を吐き出したいと思う。
まず
響け!ユーフォニアム(以下:ユーフォ)という高校の吹奏楽部を舞台にした青春アニメがある。
部員たちの葛藤や様々な想いと頑張りを描き、黄前久美子ちゃんふとももぺろぺろ先輩後輩の軋轢や進路への葛藤や黄前久美子ちゃんふとももぺろぺろペロォッ!……とても素晴らしいアニメでしたが、その登場人物の中でも二期でかなりキーとなった二人を主役にした映画が今回の「リズと青い鳥」。
時間軸でいうと二期が終わった翌年度の夏になるため、それぞれの成長した姿も見れるわけで楽しみだった。
そんな感じで始まったのだが。。。
最初は「え・・・誰?」と思った。
キャラクターデザインが、ハルヒの池田晶子さんから聲の形の西屋太志さんに変更になっていた。ユーフォ本編での池田さんの作風も好きだったし、表情も色つやも最ッッッッッッ高だったのだが、今作はこの西屋さんのデザインが作品の繊細さというか、生々しさに拍車をかけており、とてもとても素晴らしかった。
何よりスカート丈が長くなってるんですよ・・・これが作品の清潔感というか純真無垢な世界観を一気に増した。特に剣崎梨々花のあの性格でこのスカート丈の長さに痺れているんです私・・・・・・・・・・・
とはいえ池田さん時代にも多くあった私も大好きな「机と椅子の間アングル」は健在でうれしかったり、細かい表情がすごく繊細に描かれていて、演技としっかり混ざり合っていたことに驚いた。
感想としては
とにかく素晴らしいの一言に尽きるよ・・・
みんな言ってるけど、言いたいことありすぎて言葉が出てこない。つまるところ見た自分たちがみぞれそのものにされちゃったんだよね
2人の性格真逆の親友同士の葛藤と愛故に生まれる歪みと、それを美しい絵本の世界観に重ね合わせて濃密に描いてくれている。「尊さ」という部分を助長させるための間の取り方、不必要ながら心情にリンクするノイズカットの取り方、すれ違う二人を描く美しい不協和音を演出する牛尾憲輔さんの完璧な劇伴。。。そのへんの日常系アニメなら1話で済んでしまうような内容をじっくり、濃密に描くことで二人の距離感と葛藤のぶつかり合いと、結果残した答えまでの道程を固唾をのんで見守ることができる作品。
”百合”という言葉の本質を見たし、世間的な”百合”で片づけるにはあまりに深い作品だと思う。
さて、ここから先は映画の内容も踏まえて書きたいと思います。
平たく言うとネタバレです。お気をつけください
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映画の内容としては、「リズと青い鳥」という絵本を題材にした4部構成の楽曲を演奏することになり、それぞれソロパートのある親友同士の高校三年生のふたりがその作品に魅入られ、「このリズと青い鳥の構図、私たちみたいだね」と言い合うが、それに照らし合わせて自分たちの現状、これからを考えていった結果複雑な心境やすれ違いを生み、そこからこの曲と本と本人と向き合っていく・・・という物語だ。
おおまかに説明してもこんなにもシンプルな内容で、そもそもユーフォは黄前久美子という主人公を置きながら部に携わる色んな部員の心情が交差することで物語に深みとリアリティを生んでいった作品なのに対して、今回のリズと青い鳥に関してはあくまで2人にフォーカスを絞り、その友情とその歪みについて描いているため、各シーンの持つ情報量などはおのずとわかりやすく、減っていくはずだった・・・
しかしなんだこれは・・・?
山田尚子監督はガスヴァンサントなのか????
ガスヴァンサント:アメリカの映画監督で、2002~2005年に「生命」にフォーカスをあてたマイナー向けな映画を3作発表しており、どれも場面を細かくカットしすぎず実際のスピードと同化させたシーンを多く入れることで実際に同じ時間を体感させ、生々しさを増長するような演出を多くとっていた。すがゆうの青春時代にめちゃくちゃハマった3作でもある。
みぞれが歩くシーン、考え事をするシーン。希美との テンポの差、性格の差、お互いの距離感、お互いの関係性・・・全てを対比させながら1日の1シーンをくっきり切り取って見せる。自分の思いがはっきりせず、はっきりしている部分はなかなか伝えられず、具現化できずにいる部分は本の中の世界の描写が語ってくれる。気づいたら視聴している自分たちも、みぞれと同じリズムを体感し、しだいにその空気は張りつめて呼吸は苦しくなっていく。それに呼応するようにすがゆうは尿意を感じ、そわそわとし始める。そんな空気感を癒してくれる存在が剣崎梨々花だ。同じオーボエ奏者唯一の先輩であるみぞれの才能に溢れ、いつも一生懸命な姿に心酔し、距離を何度も詰めようとする姿がとてつもなく健気だ・・・みぞれのリズムの世界に取り込まれている我々からすれば天使のような存在だ。すき・・・
あー…けんざき…すき…
つまり
そのようにみぞれのリズムに視聴者を取り込み「陰キャ界」のリズムに目線を合わせ、希美の住む世界を「陽キャ界」として少し鼻につくように描いているように思えた。
しかしそれがあるシーンで明らかにベクトルを歪ませていった。
新山先生がみぞれに音大を勧め、それを希美に伝えたシーンからだ。
その瞬間から、みぞれは何度も「希美が行くって言ったから音大に行く」という発言をするようになる。ここから視聴者はみぞれタイムから解放される代わりに、周りの人と同じモヤっとした気持ちに包まれるようになる。ここの表情や間の演出が最高すぎるんだよな。。。。。幹部4人で集まってみぞれがピアノを弾くシーン。ここでも音大発言が優子、夏紀、希美を凍り付かせる。ここからの2人を取り巻く人間模様、葛藤の様子はとてつもなく良かった・・・希美がみぞれを引っ張っていく構図がどんどん崩れていく。リズに感情移入してはより希美への依存を強めるみぞれと、自分の立ち位置やこれからが定まらず、なんとなくの着地点ばかりを考えてふわふわする自分とみぞれを重ねてモヤモヤする希美。ハグしてお互いのいいところを言い合う文化・・・に関しては「ええ。。。これこの二人にやらせるのクライマックスにする気満々じゃん・・・」と勘ぐってしまったりはしたが、これをするしないを利用したもどかしいシーンの演出は本当ヤバかった。
リズと青い鳥の立ち位置が、みぞれと希美で逆転していくことに関しては、音大の勧めがあったあたりから感づいてはしまったが、それを表現するクライマックスはとてつもなく度肝を抜かれた。あのオーボエとフルートの掛け合いに込められた感情・・・本当すげえよ・・・このシーンで私は泣きました。結果みぞれは、自身で気づいて、自身で答えを見つけてしまった。結果答えを見つけたみぞれは、青い鳥として飛び立ち、さらにリズとして希美を鳥かごから解放する。希美は自分が持っていた黒い部分を吐露し、みぞれとの対比ではなく、自分に正直になっていく。
すがゆう的見解からいうとリズも青い鳥もみぞれだった。って感じがします。
ここまで濃密に描かれるともうなんていうか、百合だとかそんな気持ちではいられなかったですね。そもそも百合だ!って騒ぐこと自体自分はあまり好きではないんですが、それは自分の身近な存在に同性愛者がいたり、そいつの葛藤とかも身近にみてきたのもあったし、あとは私のとても好きな作品に「青い花」という女の子同士の純粋な恋愛を題材にした作品があって個人的には百合というテーマでいえば青い花を超える作品はなかったのですが、「リズと青い鳥」はそこに迫るレベルだった。何より直接的には同性愛としては描いていないから超える超えないの話ではないんだけど・・・
もしリズと青い鳥の純真無垢な愛憎に心打たれた方は、是非青い花もアニメ化しているので見てほしい・・・というかもう見てるか。見てるにきまってるよな。
てな感じで終始固唾をのんで見守った映画。頭からケツまで最高でしたね・・・
要素の話をすると、
牛尾憲輔さんの劇伴、EDが素晴らしすぎて驚いた。正直ユーフォの続編でエレクトロニカが初っ端から流れるのが予想外だったし、みぞれのリズムに陶酔するうえで変拍子、不協和音交じりの楽曲は希美に依存するあまり心が追い付かないみぞれと、希美との距離における空気感そのものだった。そしてこのみぞれと希美のやり取りそのものを表現するものとして、ラストに流れたPixiesのような(日本でいうとスーパーカーやピロウズ系の)楽曲・・・しびれずぎてもう感服だった。LAMAも電気グルーヴもそうだけど牛尾さんの作る音好きすぎる・・・
あとは東山奈央さんだ。響けユーフォニアムの時点での黒沢ともよさんがそうだったように、よりリアルで生々しい発声。キャラなのに生々しくて、口調に表情がバッチリきていた。神のみぞ知るセカイから東山奈央さんを見てきた自分からすると驚きが隠せない。声色はなおぼうそのものなのに、なぜこんなにも生々しく聞こえるのか・・・それくらい惹き込まれた。
私は希美のような女の子がとてつもなく好きです。なんていうかセイです。
親友への嫉妬、無理して笑う感じとかたまらないです。
この作品はリズも青い鳥も完全にみぞれの物語だったと思いますが、最も繊細に描かれていたのは希美だったと思います。
ー 作品を制作していくうえで、どういった部分に特に気を配られたのでしょうか。
この作品は繊細な心情、心の積み重ねが重要なので、「悲しいから悲しい表情をする」と言う風に記号的な芝居付けをしないよう気を付けました。
たとえばフルートの希美は、口のはじを上げて目をほそめることで相手には笑っていると認識される。というようなことを考えている子なのですが、裏を返せば「わらう」ことをして、相手と自分の間にある距離を取り繕っているわけで。そのようなことを思いながら一歩一歩日々を積み上げている彼女たちの尊厳を守れるよう、表現の近道を選ばないことが大切な事でした。/公式ウェブサイト 監督インタビューより
ー そういった難しい芝居に、スタッフの戸惑いはありましたか?
私が想像していたような戸惑いはありませんでした。繊細で丁寧に積み上げる作業を得意とするスタッフが揃っているので、この作品が進もうとしている方向については有意義な打ち合わせができたと思います。例えば会話の芝居だと、ひとつひとつのやりとりがその人たちの「初めて」であることが大切だな、とか。人が話して、それを聞いて、咀嚼して、理解して、答えを返す。みたいな、普通の会話を目指しました。
/公式ウェブサイト 監督インタビューより
公式サイトの山田尚子監督のインタビュー最高なんでこちらもぜひオススメします・・・
そんなわけで、ユーフォ本編とはまた違う形の少女の素晴らしい物語を見ることができて感動しました。ちょっとほとぼり冷めてから見てしまった上にリアルで周りに見ている人一人もいないので、是非感想を言い合える方がいたらうれしいです。
あんだけ百合!とか言うの好きじゃないとかいいつつ、のぞ×りり本期待してます。
すがゆうでした
えらすか
どうもすがゆうです。
わたくしが東京を去る日も刻刻と迫ってまいりました…こうなると本当行きたくないですね。正直荷造りを少しづつ進めている現状ですらいまだに実感が全然ありません。
と、そんな中で先日3月22日に行われたイベントがこちら
ERAっすか!?Returnes -すがゆう送別会-
ERAっすか!?の歴史
ERAっすか!? というイベントは、2014に下北沢ERAというライブハウスの上のバーで始まったアニソンDJイベントだった。リアニメーション4に影響を受け、当時まだDJとして駆け出しではあったが、どうやってアニソンDJをやればいいのかも知らず、けれどアニメ好きのバンドマンたちを集めて何かできないか?と考えた我々は、当時機材も一切持っておらず、iPhoneのアプリひとつでDJしてみんなでアニメの話しよう。というDIY的な案からスタートした。その時にDJまったく未経験の かずき とたまたまそのバーで出くわして、勧めたところ「やりたい」といってくれた。まさかこの時、彼がこんなにDJにハマるとは思っていなかった・・・
ERAっすか!?の由来はアニメ THE IDOLM@STER内のテレビ番組、「生っすか!?」からオマージュした。当時敬虔なプロデューサーだった私が、アイマス楽曲を流しまくりたいという動機でこのタイトルになった。
実際にまだ仲間も少なかった第一回えらすかはタイムテーブルもものすごい内容だった
①すがゆうアイマス765セット30分⇒②すがゆうデレマスセット30分⇒③アイマスVSラブライブ(すがゆうVSかずきライバー)30分⇒④DJ川村商店⇒⑤だこしょこ☆クライシス⇒⑥すがゆうアニソンセット40分
俺出すぎだろ。。。この時、本当はみんなでアニソン流しながら話すつもりだったんだけど思いのほかお客さんが盛り上がって「毎月やってほしい!」と言ってくれたりして素晴らしいユニティが生まれた。それから3か月に一回くらいのペースでイベントを行ってきた。途中で会場が新宿ナインスパイスになり、まさにオタクバンドマンのオリジナルイベント感がどんどん醸し出されていった…
ERAっすか!?の円熟
DJという遊びを覚えた我々だったが、未経験者にもどんどん場を与えたくて、その後もやってみたいという人に出番を作っていった。(若も3回くらいDJとして出演した。)
既存メンバーはというとそんな中正直ハマりすぎて小さいコミュニティの中で切磋琢磨していった。かずきもどんどん成長していき、トリを務めた回も多い。(10回中ソロで二回、周年ユニットで二回)。すがゆうが師匠と呼ばれるのは、かずきが調子に乗ったらむかつくので、すがゆうがいちいちダメ出しを浴びせていたのがきっかけとなる。川村商店も試行錯誤を毎回重ねていた記憶がある(VJの知識が無いためその頑張りの細部まで覚えてはいないが…)
すがゆうはそんな中、第7回 バーでの開催最後の回時期にTRAKTORを購入。4チャンネルMIXによるクラブテイストを主流に回すようになっていく確実にDJにおける価値観が変わった。この頃からDJ Re:eが客として来るようになった。
第8回 記念すべきライブハウス開催。サブタイトルは「captain of the ship」このころからフロアに長渕剛が流れるようになる…長渕剛はえらすかにとって切っても切れない関係となる。DJあこがれの向こう側がここで参戦。彼の参戦がすがゆうもといかずきのMIX観に拍車をかけることとなる。正直彼のスタイルがえらすかのお客さんに受け入れられたのが個人的にはうれしかった。アイカツ終了期で「カレンダーガールで全員正座」が生まれたのもこの回だ。
しかしこの時点で出演者は飽和。DJ陣もイベントに追われ気味になり、イベントの歩みがここで一旦止まったように思えた。私はこのイベントが衰退による終焉を迎えるのを見たくなかったのでこのタイミングでイベントをたたむことを決意。
そして今に至るというわけだ。
ERAっすか!?Retuens
そして現在。私が東京を去るのにあたって何かイベントをやってほしいということをかずきに話したところ、「えらすかを復活させよう」という話題が持ち上がった。
えらすかが終幕してからの一年。Re:eの手引きですがゆう、かずきは中野雷神にちょくちょく出演するようになり、そこで出会った仲間たちも今回参加してくれた。今ではかずきも川村商店もそこの月一開催のイベントのレギュラーメンバーだ。
今回のフライヤーを描いてくれたのはさとちゃんという、かずきの大学の後輩でよくみんなで集めってアニメみたり鍋したり飲んだりしてきた間柄だ。しかも開催までの間もカウントダウンで毎日絵を投稿してくれていてとてもうれしかった。
私が世界一好きなプリパラのみれぃを描いてくれて感無量。。。
そんなわけではじまったイベント。
あこがれの向こう側は、相変わらずfuture bassを基軸にしたドープなMIX、原曲もちょいちょい入れていて常に私の好きな曲が流れ続けた…スカしているようで、とても熱い男で毎回打ち上げも最後まで残ってくれる。これでアニソンDJとしてはまだ4回しか回したことがないという。。。センスそのものなんだよな。。。
中野雷神のAELというイベントのオーガナイザーで、この一年何度も熱い飲み会を共にしたDJ satch。80~90’Sハードコアを愛する彼は新宿ナインスパイスにも強い思い入れがあったとのことで何度もステージでアジテート・・・クソすぎる・・・けど彼がえらすかに黒点を残し、何かしたいという気持ちが伝わった最高なステージだった。人間味溢れるステージで愛を感じたし、えらすかのお客さんも喜んでいてよかった。次はDJのわーる。プリパラ楽曲でえらすか勢をしっかりキャッチして、そのまま自分の世界観でどんどん展開。のわーる君は生粋の音ゲーマーでまさにオタクなんだけど、独特のセンスやパッションを常に持っていてとても好きだ。あと彼は私のギャグを喜んでくれる…好きだ。川村商店も今回休憩なしで一人で最後まで勤めてくれた。昔を思うといまではもう立派にVJしてて、俺たちこのイベントで始まってそれぞれここまで成長してきたな・・・と感慨深い。そして謎のかずきX。こいつに関して言うことはない。この三年間間違いなく一番近くで成長を見てきたし、一番遊んだし、一番馬鹿やってきたし、一番真面目に話もしたしちょっと色々思うところあるな。。。本当。
そんで私の出番はというと
セトリはこんな感じでした。
すがゆうがえらすかで行うMIXとしてはこれほど体現しているセットはなかったんじゃないかな・・・推し的な曲も、ネタ的な曲も、エモみも全てあったと自負しています。ま、ミスったけど。本当ありがとうございました。これからもたまにMIXをアップするんで是非聞いてほしい。
復活編を終えて
今回何を強く感じたかというと、当時アニクラのことを何も知らなくて、アニクラに憧れ、アニクラを怖れ、アニクラに斜に構え、独自のスタイルで行ってきたえらすか。あくまで小さい界隈の身内で行って、小さい界隈の身内で伝説となったイベントに、アニクラ界隈で出会った人たちが興味を持ってくれて、参加していただき、評価や同調をしてもらえたことがとにかく嬉しかった。
そもそもこのイベントはお客さんと一緒に作り上げてきたもので、DJとお客さんの強い信頼関係によって独自の盛り上がり方、独自のノリ方を作っていったイベント。新たに参加したお客さんも、フロアに入れば同じ身内ノリの中に入り、そこに順応していく…お客さんであり友だちである人たちと飲んだりしていると「アニソンDJイベントが好きなのではなく"えらすか"が好きなんだ」と言っていただけることもある。しかしながらそういうところがえらすかなんだと思う。もはやアニクラにはなれないんだと思う。けどそれが心地よすぎた。
2016.12月のえらすか最終回の時、かずきが「ここが僕の居場所でした」と言ってくれたのが嬉しかった。だって彼はこのイベントを行うまで自分とも会って話したこともないし、DJをやるなんて全く思ってなかったのに、気づけば自分なりのえらすか観を持つまでになった。私はえらすかを作る上でもはや創造主で、好き勝手やれる立場であったが、正直もはや自分だけのものではなくなっていた。
正直えらすかを終えて、閉じた蓋を開けた時こんなにも当時関わった人たちがまた足を運んでくれるとは思っていなかったし、数年あれば人は環境を変えるし、付き合いも変わる。そんな中でもえらすかに足を運んでくれた…いやはや嬉しすぎるよね。今回初めて参戦した人たちも、口を揃えて「絶対またやろうよ!」と言ってくれた。第1回の打ち上げで「もう毎月やって下さいよ!」って言ってくれた人がいたことを思い出した。
自分の立つフィールドが変わり新しい関係が生まれても、えらすかという場所を続けようと思えた。まさかこんなに周りに前向きな気持ちにさせられるとは思わなかった。
ま、そんなわけで
どんな形になるかわからないけど
最強の身内ノリイベントの名の下に
ERAっすか⁉︎ (#えらすか) の復活と存続をここに表明します。
不定期開催、新潟在住のすがゆうが愉快な仲間たちと東京で大暴れするイベントとしてみんなが友達でいてくれる限り続けます。
だからきっとまた来てくれよな!
キッチンすがゆう録
すがゆうです。
国家試験も無事終えまして、3年間の苦痛の戦いも幕を下ろしました。
この3年間、学校を理由に色んなお誘いをお断りしてまいりました。ライブ出演、ライブ鑑賞、飲み会、DJイベント。本当申し訳なかった。全部行きたかったです本当に。
そんな中でも相手してくれたすがゆうチームの皆さん、合間を見てライブさせてくれたライブハウスの方々、DJで知り合った皆さん、バンドメンバー。本当に頭があがりません
ありがとうございます!
と、そんな前置きでスタートしました「さぶかるくそぶろぐ」今回は
すがゆうが作った料理を振り返る回
となっております。
- すがゆうが料理ブログ
- 生鰹のカルパッチョ
- イカワタのパスタ
- 麻婆豆腐
- カレー
- かすうどん
- とんてきとゆでたん
- すがゆうハンバーグ
- タコライス
- 鮭と煮干しのラーメン
- すがゆうオムライス
- 番外編 アウトドア飯
- そんなわけで…
すがゆうが料理ブログ
個人的な話をすると自分は現代における「写真を撮るために写真映えするお店へと足を運ぶ人が増え、店側も『いかに写真映えさせるか』みたいな部分をコマーシャルする」みたいな風潮がクソ嫌いで、そもそも一般人がクリエイター面してモデルの真似事していいね欲しさにインフルエンサー気取ることが不快で仕方ない…全員滅びていただいて欲しい…
けど料理写真撮ってインスタに上げてるんだよ私は…私はなんなんだ?
というかなぜ私という一人称でブログ書いているんだ?
と、そんなことは置いておいて
この1年は特に顕著だったのだが、仕事に学校に忙しくてストレスも多くて、食事だけでもと思って以前より自炊する機会が多くなった。
なかなか色々出向けないからこそ、おうちでもそれっぽいものを作りたいと思って色々やってきて、せっかくだしと写真に残してツイートなんかして「料理できますアピール」を続けてきました…せっかくそれっぽく作ったんで見て欲しくてつい…と。
とはいえ自分そこまで舌が肥えてるとは思っていなくて、料理で1番気をつけているのは「食べやすさ」と、「うまそうに見えるか」なので、飲食バイトの頃に研究した盛り付け方で「美味そうにできたら写真撮る」みたいな感じでやってきた。
そんなわけで今回は、今まで作ってきた料理を一気にばばーーっと載せられたらな…と思いました。
まあ正直じつはこの段に関しては、インスタ映え に対する罵詈雑言を言いたいがために作りました。
まあここから先はインスタ映え大好きすがゆうの虚しい「料理できるぞアピール」を存分にお楽しみください。
生鰹のカルパッチョ
生鰹を使っているというだけで、盛り付けや具材は鰹のタタキなんですが…これは後輩の謎のかずきXがteam.ピシャーチャの打ち合わせかなんかで遊びに来た時に作った気がします。
飲食バイトで培った盛り付け技術を活かして最もそれっぽく作ってある一品ですね。味は素材がいいんで美味しいです。私の技術ではありません…そしてその日は結局一切卓にも触らずダベって終わった気がする…
イカワタのパスタ
近くのスーパーでイカ一杯が安く売ってる時に買ったイカ。ワタが勿体無いんで醤油に漬けて凍らせておいて、後日パスタにしました。これフライパン上でオリーブ油で崩してのばしてパスタと絡めただけなんですけど無茶くそ美味いです。パスタは素材で贅沢しなければ、見栄えの割に手軽なんでかなりコスパいいです。
麻婆豆腐
麻婆豆腐です。自家製です。絹ごし豆腐をぐっちゃぐちゃにするのが好きなんですが、それだと歯ごたえとか無いんで大根をサイの目にして入れてます。とても合う。豆豉、甜麺醤、豆板醤使ってちゃんと作ったから特に美味い。すりゴマも入れると美味い。これ本当美味い。
あと麻婆豆腐はひき肉合挽きで、炒める時5分くらいカリカリになるまで炒めるとメイラード効果で旨味かなり出るのでおススメです。
カレー
カレー好きなんですよね…けどカレーちゃんと好きになったのは学校のおかげかも。学校が新御茶ノ水付近にあるので、神保町近くてカレー屋回るようになって、それから好きになりました。そんで好きになった味を家で真似するようになって色んな種類やった…スパイスやたら買い揃えた…個人的にはアルダー強めのカレー好きです。スマトラカレー共栄堂みたいなカレーをいつか作りたい…家であれ食えたら新潟でもやっていける…
かすうどん
大阪名物かすうどん。油かすを使ったうどん…大阪遠征行った時に食いたかったけど食えなかったので、自宅で作ることにしました。けど油かすを注文する気力は無かったので、牛シマチョウを揚げて昆布、カツオ、煮干しから取った出汁に混ぜてそれっぽく作って食いました…たぶん近いものになっていると思うのだが…
とんてきとゆでたん
とんてきって思った以上に大変でした。意外と見た目がうまそうにいかなくて焦った…そもそもタレで煮るっていう考えが無かったのでやってみて結構ビビった。ゆでたんは、ハナマサとかで豚タンの冷凍詰め合わせ買ってきて、鰹出汁と塩で圧力鍋でひたすら茹でるだけで完成です。ゆでたん簡単なんでよく作る。サッパリだけどしっかりたまるから好き
すがゆうハンバーグ
これは美味かった…自分が作った中で1番美味かったかもしれん。パン粉と卵と牛乳を先に混ぜておくのと、玉ねぎはかなり細かくして先に炒めないことと、マヨネーズをタネ中に少し入れてタンパク質結合を防ぐという方法をネットで調べて行ったところかなりうまくできた…!
ただこの盛り付け家でやるにはなかなか骨が折れた…クレソンとかまで買ってね…
タコライス
これは大学時代に勤めていた個人経営居酒屋のレシピをいまだに覚えていて作ったもので、タコスミートにミートソースを入れて伸ばすことで食べやすくしてます。あんかけみたいになるんで日本の水分多めのご飯とも合う。うまいです。ただタコシーズニング高いし意外と小さいスーパーに売ってないんであまりやらないけど…カルディにすらなかった時絶望したけどヨーカドーにあった…
鮭と煮干しのラーメン
これはこのブログ書いた日に作りました。なんか鍋用の麺だけあってスープ無いんでどうしようかなと思って、焼きジャケ残ってたんでそれを油で焼いて鮭油を出して、ほぐし身と出した煮干しをミキサーでペーストにして出汁で溶かしてスープにしました。煮込みに時間かけたくなかったのであくまで自宅用ズボラ飯だけど、つし馬のバリ煮干しそばと、竹末のヤシオマスそばのハーフみたいなノリでそこそこ美味かったです。
すがゆうオムライス
オムライス大好きです。けどお店で食べるのはなんかもったいなくてあんまし行きませんが実はよく作ります。今まで色んなオムライスやってきました…海老クリームソース、ホワイトソース、トマトクリームソース、鳥炊きバターライスにケチャップ、デミグラスソース…結果ケチャップチキンライスにビーフシチューぶっかけるのが1番好きですね…王道。
たまごふわふわオムライス最強だわ。
番外編 アウトドア飯
これは学校通う前ですが…メンバーで三つ峠登山した際に、頂上付近の休憩所で作ったスパムサンドとミネストローネです。美味いよこれは…今年はキャンプで本格的なスパイスカレーやりたいな…
そんなわけで…
写真に撮ってないメニューも多々ありました。元々料理はそこそこ好きでしたが、この生活のおかげで色んな料理するようになって、その都度クックパドやら各所サイトで調べて作ってきたので覚えていないレシピも多々ではありますが、新潟帰ってもたまに料理できたらなと思います。
新潟いく前にすがゆう料理食べたい人は連絡ください。頑張ります。
では。
三ツ星カラーズすきすきおじさん論
みなさんおつカラーズ。すがゆうです。
歯科技工士国家試験を一週間後に控え、疲れ切った精神の中、勉強の合間にこのようなブログを書いております。
このブログは私すがゆうが思ったこと、気になっていること、告知などさまざまな用途で書くフリーダムなブログではありますが
今回も恒例となっている 論文形式 でお送りします。
※論文形式…すがゆうが「はてなブログ」の見出しシステムを使い、あたかも論文のようにくだらないことを訳知り顔で長々と語るタイプのブログ。今後このブログの屋台骨となる可能性大
すがゆう、カラーズを知る
バンドの締めくくりや試験づくしの年末から、激動のままに過ぎた2017年。2018年迎えた時点では「もうアニメ始まるのかよ…」と思う程に新しい情報を拒絶していた私も、気づけば一定の作品に熱いコメントをするくらいに今期アニメが板に付いたりしてきた。
1月からスタートしているアニメは相変わらずたくさんある。勿論多くは視聴できていない現状だが、そんな中でも今期も楽しいアニメが多く、享受する嬉しさを感じる毎日だ。すがゆうが視聴している作品など微々たるものなので語れるような権利も無いが、それでも圧倒的に私の心を動かした作品が現れたので筆をとった次第である。
さあて
三ツ星カラーズについて話すぞ…
それはずいぶん前の話だったか…
昨年にツイッターか何かで「三ツ星カラーズが2018年アニメ化」という記事を見かけた。その時に見た絵が 苺ましまろ に類似していたので、1発で気になってググった覚えがある。
ご存知の通り苺ましまろは
本能に染み込んでくるタイプの作品 なので、三ツ星カラーズにも同様な期待をすることになる。
調べてみると上野が舞台のアニメとのことで、これには私もかなり高揚を禁じ得なかった。なぜならすがゆうは墨田区に住んでおり、荒川区で仕事をしている。営業先は上野が多い。スニーカーは上野で買うし、何かと行く機会も多い。
さすがに「上野にゆかりが深い」というほどでもないが、リアルのアメ横を知っている人がいたとしたら考えて欲しい。
ここを3人の可愛い少女が走り回るのを想像できるだろうか?
リアルのアメ横と言えば、多国籍な飲食店が軒を連ね、下水というかそういったスラム臭を常に漂わせており、爆買い外国人でいつもごった返しているお世辞にも綺麗な商店街とは言えない場所というイメージだ。
そんな上野アメ横を元気に走り回るカラーズの無邪気な姿を想像しただけで、どんなコントラストを見られるのか?私の楽しみな気持ちはかなり高まり、放送が楽しみで仕方なかった。
日常系アニメにおけるカラーズ
そしてついに始まった三ツ星カラーズ。今までのすがゆうヒストリーからすると事前に注目し過ぎたタイトルは始まると個人的に盛り上がらないことが多いのだが(勝手にハードルを上げすぎるため) 、三ツ星カラーズはそういった心配をよそに私の心を鷲掴みにしていった。
三ツ星カラーズそのものの概要については、
面倒くさ…私が語るに及ばないので公式サイトを是非ご覧下さい。
見ての通り三ツ星カラーズは日常系アニメだ。
日常系アニメという部類は古くは さざえさん から始まり、現代はその手法をとりながら可愛い女の子キャラ達の起伏の少ない日常的な姿を見て癒される。という需要から常にあの手この手で試行錯誤されてきた。
すがゆう的な観点からいうと最近の日常系アニメもしくは日常系アニメライクな美少女アニメに関しては飽和状態を感じていて、あの手この手で新しい観点を盛り込もうとしているのはわかるんだけど、なんとなくバズりそうな原作をひたすらアニメ化しているから、もはや「こういうのがウケる」って思って作っているんだな…という所ばかりが浮き出てしまって正直没入できないし癒されない。辟易していた。
そんな三ツ星カラーズは現代日常系アニメの「尊さの押売り」産業の中で細かい部分で私すがゆうを惹き込んで行った。
途中で一度iPhoneの画面を閉じ、少し目をつぶり、また開き、感情をTwitterに吐露し、また続きを見た。山手線の車内で。
なぜこんなに惹き込まれるのか??
いささか気になり一度整理することにした。
すがゆう内カラーズ論争
すがゆうの中のすがゆう達による討論は熾烈を極めた。それぞれにそれぞれの推しがあり、違った癖をぶつけ合った。斉藤を強く推す者もいた。アニメの好きな点を整理するということは、自分の中で討論会を開くようなものだと思ったが最終的には かわいい に落ち着いてしまうのは明白だった。斉藤を強く推しているすがゆうもいた。
と、そんなわけで三ツ星カラーズを見ていて
ここが好きな所だな と思ったところを挙げていきます。
① 「性格」を超えた過度なキャラ付けをしない
わかりやすく言えば琴葉はいつもゲームばかりしていしていて、低めのトーンで冷めたことを言う現代っ子というキャラがある。しかしそんなゲーム好き⇨男子っぽい趣味⇨武器や戦闘に影響を受けやすい⇨けん玉を笑顔ブンブン振り回す という自然な繋がりがあることでキャラに沿っての言動というより、性格、趣味、影響からの自然な流れに成立しているように感じられる。すがゆう的には「男子的趣味+ガーリィな服装」から琴葉には兄と姉がいるのでは?という仮説を立てている。
② 「大人」を上手に描くアニメは名作論
すがゆうは大人が子供のために粋な行動をするシーンに弱い。特にこの作品だと雑貨屋のオヤジがそれに入るわけだけど、オヤジが粋な計らいでカラーズ達を喜ばせるのも、唯一同じ目線で相手してくれる大人の斉藤…斉藤を強く推すすがゆうの部分が垣間見えた一瞬だった。
三ツ星カラーズで「泣けるでしょう?」みたいなお涙頂戴演出を見ることは少ないし、おもくそ羨ましい恋愛とかしているわけでもなく、徹底的に庶民の範囲内で楽しんでいる。そんな小学生の一喜一憂の毎日を懐かしく思い、オヤジや斉藤の目で改めてカラーズを見てなんだか涙が出てくるのだ…
③ 適度なギャグセンス
三ツ星カラーズのギャグセンスは「小学生だから」というバリケードで守られているが、逆に小学生らしさを損なわずに面白さを引き出す小技が多く無理やりギャグをぶっこんできた感を薄れさせている。特にギャグフレーズを言うシーンで小細工入れずにBGMを無音にするというシンプルな手法を中心にしているところが好きで、お決まりのワードややりとりも多出ししすぎず、つっこみも過度でなくとても安心感がある。ゆいちゃんが痛い目見ているようで、毎回毎回伏線としてフリを出しているんだよな…ゆいちゃんがテーマを提供してさっちゃんと琴葉でふくらまして、ゆいちゃんのすべりオチで締める…綺麗すぎるのに我に返らせない。とてもすごいと思う。
推しを決める
カラーズの中での推しを決める上で、すがゆう中の斉藤を強く推しているすがゆうとの対立は避けて通ることができない。しかし多勢に無勢。すがゆう内決議において多数の票を得て可決された。
すがゆうは さっちゃん が好きであると。
私は兼ねてからイメージカラーが黄色、オレンジのキャラクターを好きになる確率が高い。元気で粗暴な程女の子らしさとの対比を感じられ、思慮深さよりも直感的な部分に惚れることが多い。そもそもこれ系のキャラの見た目がとても好きだ。しかし、ことさっちゃんに対してはそれらの理由とはまた別の部分で思い入れが生まれつつあった。
それは第3話。
オヤジからの粋なクイズの回答を探すため、上野の地下食品街へと初めて足を踏み入れる回がある。
小学生にとって、地下街とは滅茶苦茶テンションの上がるファクターであり、私もまた地下街に強い憧れと妄想を持っていた。
カラーズの3人は恐怖と好奇心が混ざり合う中この地下街で探し物をするのだが、さっちゃんは探し物のことは忘れてしまったかのように、鮮魚や肉屋の店主に向かって「うんこはあるか?」と聞いて回るのだった。
食品を売るお店で排泄物の名を叫ばれては営業妨害極りない。さらにそれを発するのが女の子とあっては見過ごすことはできない。店主はこぞって注意した。しかしそれに対してさっちゃんは
「なぜだ?その肉も、あの魚も食べるためのものだろう?食べてお腹に入ったら、それはうんこになる。」
(少々言い換えてますが意味は同じです)
行きつく先はうんこだけだ
この言葉と熱意に押され、どの店主も返す言葉を失ってしまうこととなる。
それを見た私は雷に打たれたような気持ちになった。
行きつく先はうんこだけだ
さっちゃんは小学生にして、般若心経の色即是空にも似た説法を解いてみせた。
そのサイクルは「繰り返される諸行無常論」にも受け取れた。
さっちゃんに強いシンパシーが湧き上がった。なぜなら私もまた、うんこにひとつ思うところがあり、よく発言するからである(31歳男性)
色即是空
私はこう見えてお笑いを見るのがなかなか好きだ。短時間の尺の中で山を作りその範囲で人を惹きつけ、笑わせるネタを書く。そしてそんな人達のトークが何より好きだった。IQの高い掛け合いを見せるコンビや、文化論的に尊敬する方のラジオを聞いているとその内容によく出てくるワードがあった。
「うんこ」だ。
何故か知能的なネタをやる人のラジオほど、うんこというワードがよく出現するイメージがあった。そんなラジオをたくさん聞く中で、うんこというワードの可能性について深く考えるようになった。
うんこというワードは小学生が口に出して笑うワードで、低レベルな笑い というイメージが強い。しかしなぜこんなにも笑えるのか?
私はうんこと小一時間向き合い、考えた。
営業中の山手線車内。勉強の合間。私はうんこについて思考を巡らせた。
結果、個人的見解としては真面目で良識を持ちつつ少しふざけた大人が、それで笑わせるのとは別に発するうんこというワードに行き着くのだ。
私は、うんこというものを面白く扱うファクターとして
知能を持つ大人が敢えて行きつくうんこの面白さの虜になった。
それはもはや排便そのものすらも意味せず、
いい大人が何をまじめに考えたのちにうんこって
ほかに思いつかなかったのか?というようなつっこみもいただける。
唯一品位は損なうが、その対価として最もわかりやすく笑いを頂ける。
以前に千鳥というお笑いコンビの大吾さんが
「うんこは世界一面白い。名前も面白い。見た目も面白い。においも面白い。最強だ。だからこそ芸人がうんこって言ったらそれは最終手段なんだ」
とまじめにおっしゃっており、正直引いた。
いや、嘘だ。引いたりすることは無い。私はそれをラジオで聞いた時もまた、
「なるほど…うんこにはまだ大きい可能性がある・・・」
とさえ考えた。
そして私は思った。
結果不要なものとして排出されるうんこは水に流されてしまうが、
そのうんこそのものが笑いの種となり、老若男女問わず普遍的に通じる笑いの要素として、絶えず世代間を循環している…
とどのつまり 食→糞→笑→食→糞→笑 の連鎖が続く限り
その因縁の上で 色即是空 なのだ。
私は、はたまたさっちゃんはその理論にたどりついた。
言うなれば私はさっちゃんであり、うんこだ。
むすびに
今日日うんこというワードで笑いを狙う者は多くいるだろう。
勿論私もその一人だ。しかしどのタイミング、どの場面で
うんこ ということが一番の効果を生めるのか?
はたまたうんこというものは本当に幼少期の戯言に収めてしまってもいいのか
我々は一度考え、それからまた動き出してもいいのかもしれない。
クリティカルヒットのような一番のここぞでうんこと言えた時
我々はまた一つ、真理にたどり着けるかもしれない。
Fin