エルヴィス・コステロとギターと
どもsuugayuuuu です。
u=2×4す。
今日嫁さんと「今年のどこかでお互いメガネを新調したい」という話題になった。
私は元々小中高大学と裸眼で過ごしてきたが、そのくせ視力は若干の低く、運転時や映画の字幕、教室の1番後ろ等では眼鏡の着用が必要な
「限定的メガネ男子」だった。
そんな限定的なメガネ男子なのであまりメガネの質にもこだわりがなかったんだが、社会人になりバイク通勤が増え、さらに車で営業する仕事についたことで完全にメガネをつけている時間の方が長くなり、ライブ中なども付けることが多くなった。(メガネしないとフロアの人や時計がよく見えないので)
で、どんなメガネがいいんだ?
という話になると真っ先に思い出すアーティストがいた。
てな訳で思い出のCD紹介します
Artist: Elvis Costello
Title: This Year's Model
since: 1978
このアルバム本当好き。
めちゃくちゃ好き。納豆より好き。
エルヴィス・コステロは我々世代の頃にはもはや甘いポップスを歌うおじさんだったわけなんだけど、当時音楽雑誌を見ていた時にその若かりし姿に一瞬で目を奪われた。
この黒縁メガネにジャズマスターの風貌。
バディホリーを思わせるこの見た目とは裏腹に当時は「怒れる若者」と呼ばれていたパンクロッカーで、このアルバムの頃のエルヴィスコステロは今聴いてもまぎれもないパンクロッカーだった。
最高…
後にArctic MonkeysもこのLipstick Vogueをカバーしてますね。
当時1人で戦っていたコステロが、アトラクションズというバンドと一緒に出した初めてのアルバム。ニックロウがプロデュースしていたからか「パブロック」のイメージが強いけれど、私からしたらパンクそのもので、一曲目のNo Actionの時点から感じる粗さや青臭さ、甘めのメロディで高校時代の私の心は踊らされたものだ。
実際ジャズマスターを使いたいと最初に思ったのもこのエルヴィスコステロの影響が強くて、
(もちろんサーストンムーア、Jマスシス、田渕ひさ子、トムヴァーレイン、吉村秀樹どのギタリストも大好きですが…)
だって、黒縁眼鏡でオタクチックなこの青年が「怒れる若者」と揶揄されてんだよ?
イギリスかぶれの若僧の自分にはかっこ良すぎたんだよな…
メガネのことからここまで来たけど、たまに黒縁眼鏡かけているのはエルヴィスコステロに憧れているからってのもいまだにありますね。
サウンドこそ違えど、いまだにベスト10に入るくらい好きなアルバムです。
後に
「she」がノッティングヒルの恋人の主題歌になったり、「ヴェロニカ」がとくダネのテーマソングになったり、キムタクのドラマに曲を提供したりで有名になっていくわけだけど、実際This Year's Modelの頃には日本で学生服着てハチマキしてトラックの荷台でゲリラライブやっても全然人が寄ってこなかったなんてこともあったりしたわけだから本当にすごいと思う。
ミスチルもシーソーゲームのPVで明らかにコステロを意識してたからな…
たくさんの人に影響も与えつつ
自分もまたこの「怒れる若者時代」のコステロが愛しくてたまらないのだった。
メガネの話じゃなかったのか?
まあそれはよしとして
ありがとうございました