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JOHNNYPARKというバンドでvo、たまにdjやります。現在は新潟在住

ウインターブルー

ついこの間の朝のこと

テレビではいつものごとく暮らしの情報について放送していた。なんとなくぼうっとした頭でそれに耳を傾けていると、冬の時期に陥りやすい現象で

ウィンターブルー

というものがあるらしい。

 

一見L'Arc-en-Cielの曲名かと錯覚してしまった自分もいるが、どうやらこの現象は茶化せるような代物ではないらしい。

ウインターフォールとダイブトゥブルーの息子かと錯覚してしまった自分もいるが、どうやらこの現象は茶化すタイプの代物ではない。

 

なぜかといえば、

僕こそがこのウインターブルー患者そのものなのだ。

 

ウインターブルー

それはいったいなんなのかというと

冬季うつ病

とも呼ばれるらしく、

内容としてはこのようなものになる。

 

人の体は太陽光を浴びることで、脳内でセロトニンというホルモンが作られます。セロトニンはアドレナリンの反対作用をし、セロトニンがしっかり分泌されることで睡眠が誘発されるほか、心地よさや幸福といった精神を安定させる作用があることから「幸せホルモン」とも言われています。
しかし日照時間が短くなる冬は、夏場と比べてセロトニンが作られにくくなり、睡眠のリズムも不規則になることから無気力や不安定な気持ちになりやすくなってしまうと考えられています。

 

出典:キナリノ-冬に意欲がわかないのは「ウインターブルー」かも?つらい冬のどんより気分を吹き飛ばす方法

 

たしかに12月に入ってからというもの

かなり睡眠欲や食欲に異常さが出ているということに気付いてはいた。

 

とはいえまだわからないだろう

自分を精神系の病気に当てはめてしまうというのは時に危険なこともある。

ではこのウインターブルーかどうかを判断するためのアンケートがあるのでこちらで確認してみたい。

 

・突然不安が強くなり、自己肯定感が生まれない

・やる気が出ず、無気力感が強くなる
・集中力がなくなり、普段の仕事や作業に支障が出る
・外出がおっくうになる
・日中でも強い眠気に襲われる
・他の季節と比べて炭水化物を多く摂っている

こちらの6つの項目に多く当てはまるほどウインターブルーの可能性が高いという。

 

せっかくなので僕も早速確認してみたところ

全て、すべからく、余すことなく、徹頭徹尾

完封で当てはまってしまった。

会社などのメンタルヘルス系のアンケートで面談などになるのが面倒臭くて甘めな回答をすることがよくあるが、こちらに関しては甘めに答えても全問該当してしまった。

この結果に呆然とし、天を仰いでさらなる深淵に堕ちていきたいところだが、なんとなくわかっていたことだ。

そもそもウインターブルーなどという言葉を使わずとも、このアンケートに当てはめずとも

何時間寝ても眠い、

やる気はとことんおきない、

しかし食欲は旺盛。

隠し用のない事実はそこにあり

すでに「それ」なのだ。ゆうべには骸なのだ。

 

そもそもこのブログをリスタートしたことも環境、精神を含め何をするにも億劫な状況からくるもので、前に進めない状況への不安な気持ちを解消するための「あがき」として決心したと言うのもある。

今までのブログのような形であれば億劫。

ではどうすれば続けられるか?

自分自身に譲歩に譲歩を重ねた結果が今。

つまり

このブログはウインターブルーと戦いから生まれた副産物なのだ。

 

再開したブログのスタンスとしては

主義主張や大きい出来事で話にパンチを出したいとは思っておらず

(まあ起きてしまったらせっかくだし流石に書くかもしれないけど)

理想は寝る前に布団に寝転びながらスマホで書き、そのまま勢いで投稿できたらよいなと。

できなければ明日昼間に加筆して完成させよう

くらいの考えで取り組んでいる。

 

実はこれがかなり大きくて

当時はアドレナリンどばどばの状態でこってりした文章を書き切り

「よし定期的にこれを量産するぞ!」

「次はこのテーマなんかもいいな」

と思い、いざの次の日機会にはその時の情熱に追いつかず、書くことを後回しにしてしまう。

力を入れれば入れるほど、見返りや反応も求めてしまい、書くことにハードルが生まれてしまうのだ。

だからこそ自分の欲に対しての譲歩。

 

文字以外の要素なし

サイズやフォント操作基本なし

スマホでストレス無く書ける範囲

ブログの大きいテーマは「エッセイ式」

仕上がり微妙でもまず投稿する

 

という

ブログでバシバシ稼いでいる人からしたらとても舐めきった内容。それでもライフワークとして続けるための譲歩。

それがどの時の自分にも対処可能な現実なのだ。

 

自分への高望みをやめ

身の丈にあったことを続ける

 

これはそのまま来年の抱負にしたいと思う。

 

1番重要なのはこのウインターブルーにどう対策を取るかになってくる。

勿論ネットでウインターブルーについて調べる以上はその対策も目にすることになるが

その改善方法のメインがこれだった。

 

・なるべく日光を浴びる

・寒いが頑張って少し早く起きて、なるべく日光を浴びる

・なるべく身体を動かす

 

これを見て愕然とした。

僕の住む新潟では冬は基本的に朝日が出ない。

 

基本12〜2月くらいまでは一日中曇天で、朝から家中電気が付いている。そして仕事中の昼間に少し晴れたりして、夕方には雨か雪が降る

今も外では横殴りの雨と暴風が吹いている。日光を浴びてセロトニンどころか、寒さに対応するのでいっぱいいっぱいだ。

絶望しかない。

 

絶望という名の地下鉄にI LOVE YOU

鼻唄まじりにさ…

 

冷静に考えると凄いダサい。

誰が物を言うかが重要だと気付かされた。

 

浅井氏の話は棚に閉まい、

やはり日光を浴びろ運動をしろ到底無理な話である。そもそもウインターブルーのやつに曇天真っ盛りの新潟で運動しろ

そんなことわかっている

しかし無理なものは無理。無理な話である。

 

全ての人が面倒くさいと思いながらも

そこに楽しみを見出し、はたまた健康やプロポーションのためにと発起して行っている運動にすら噛みつき始めた時また再確認した。

 

僕はクソ人間なのである。

 

運動すれば痩せるし

運動すれば健康だし

わかるのである

クソ人間なのである

食べなきゃ痩せる

わかるのである

知ってるのである

お金は使わなければ貯まる

わかるのである

ガシャを引かなければいい

わかるのである

 

新潟県からは歴史的漫画家が多数産まれているが、それは皆日光を浴びることができずウインターブルーとなったまま、グルグルと渦巻いたうちなるものを体力を使わずに表現していった結果なのかもしれない。

もしかしたら歴史的漫画家の皆様もクソ人間かもしれない。

 

もしかして

歴史的漫画家さんたちもクソ人間だということに仮定すれば、僕の罪悪感も和らぐのか?

そう考えることで僕はお猪口ほど残ったプライドを満たし、とても人様にはお見せできないような顔で笑う。

 

僕もまたクソ人間のまま

ウインターブルーに立ち向かうことせず

こうやって寝転がりながら文章を書き続けるのであった。