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JOHNNYPARKというバンドでvo、たまにdjやります。現在は新潟在住

また御坂美琴に恋してる

それは10年前のことだった…

 

サブカルのクソを尽くし、

ロックかどうか、カッコいいかどうかの判断基準のみで判断するような盲目的な価値観を持ったまま、痛さの極みとも言える大学生活を終えた僕は、社会人になると同時にアパレル雑貨関係の販売業に就職した。

 

社会を舐めており、イキり切った状況のまま就職したため、厳しい店長にはよく叱咤を受け、常に禅問答とも思える説法を何度も受けることになり、終電を逃す日々だった。

 

PRIDEを打ち砕かれ、

FREEDOMとは対極的に萎縮し、

勝者じゃなく勇者を目指す余裕もなく、

ただただ精神を破壊されるほど自分と向き合わされて疲弊し切っていた。

ある意味でバーニング。

 

そんな日々の中、

画面の中ですら人を見たくない気持ちになっていた僕は、アニメを観ることで現実逃避するのがストレス発散の日課になりつつあった。

この期間が強く影響して深夜アニメにしっかりハマっていくこととなった。

(ちなみにこの頃まだJOHNNYPARKは結成前)

 

最初は音楽好きやアート好きが食いつくようなアニメばかり見ていたのだが、たまたま登録していた動画配信サイトの紹介からあるアニメを観ることになり、そこで1人のヒロインと出会った。

 

御坂美琴である。

 

御坂美琴への愛について

僕はこれまで各所でその胸中を語ってきた。

生活のパラメータ全てをバンドとアニメだけに全振りしていたあの頃と比べたら今は比較的穏やかかもしれないが、今でも自分の中でアニメ界初恋の相手なので想いはただならぬものであることは間違い無い。

 

僕がアニメを見る上で好きになるキャラクターのタイプにおける下地を作っているのは御坂美琴だと言ってもなんら間違いは無く、

まさに自分の中の根底に位置する

グリニッジ天文台のような存在だ

存在しないけど

 

 

それまでアニメキャラに恋をすることもなかった僕からすると、とてつもない衝撃だった。

出会った頃にはもう電撃文庫を牛耳るほどの人気ヒロインでスピンオフアニメすら放送され始めていた。

そんなタイミングに飛び込んだ僕は

御坂美琴が登場する「とあるシリーズ」を皮切りに、それ以外にもキャラ感のあるいわゆる王道深夜アニメをたくさん視聴していった。

 

数々のヒロインと出会い、

たくさん魅了されていった。

しかし

結果御坂美琴への愛は自分の想像を超えて強く、その後心震わされた数あるアニメに登場する魅力的なヒロインをもっても追随を許さない。

 

御坂美琴は僕の中の王座を譲らせない

しかしそこにはからくりがあった。

 

当時のライトノベル、アニメ界で絶大な支持を受けていた「とあるシリーズ」、

ツンデレというジャンルにおいてかなり黄金比を打ち立てると共に電撃文庫のヒロイン王座を欲しいままにしていた御坂美琴

 

こうなってくると

とんでもなく長編ながらも続編がアニメ化され続ける。本作アニメの続編、御坂美琴を主人公にしたスピンオフの続編が定期的なタイミングで放送されることになるのだ。

 

例えば1度アニメが最終回を迎え、少しの間他の作品のヒロインにうつつを抜かしている時、

心の中のメインヒロインルームから一旦御坂美琴が退くことになる。

それはアニメキャラに恋をするタイプの方ならわかっていただけるかもしれないが、

この座は定期的に入れ替わるものだ。

 

しかし

程なくしてその門に、お礼参りとばかりに再度道場破りを企てる者がいた。

「次回作製作決定」の手土産と共に

御坂美琴はまた僕の目の前に立ちはだかるのだ。

 

御坂美琴はレジェンドとして鎮座するタイプのヒロインなのだと思っていたが、それは大きな間違いだった。

常に道場破りして勝ち取っていくタイプのヒロインだったのだ。

 

先ほどから僕はずっと

「オタクの妄言」としてはかなりスタンダードなことをただただ吐いているが

とどのつまり

僕はこのとあるシリーズのスタッフの商戦略に

ただただ完全に踊らされる豚だった。

提供される御坂美琴という偶像を

恍惚とした表情で享受する様は

潔く混沌とした、綺麗で惨めな

「豚ざま」であった。

 

人気シリーズの人気ヒロインを好きになったことで、この10年間定期的に舞台に現れるたびに好きを再確認させてくれるというのはとてもありがたいことだ。

2020年から放送される

とある科学の超電磁砲T が決定し、

キャストの佐藤利奈さんと新井里美さんのラジオが7年ぶりに配信されたものを聴きながら

 

僕の頭の中には

「お前の2次元における本妻が誰なのか教えてやる」

と言わんばかりに、心の道場破りを謀る

御坂美琴が浮かんでおり

ことごとく毎回僕は心を奪われるのだった

 

 

 

つまり

定期的に心にある想いを想起させてくれるような存在、またはそんな活動をすることこそがファンからしても1番推しやすいということだ。

 

そう考えると

長渕剛のLINEは素晴らしい

という答えに行き着く。

 

告知は勿論だが、本来Twitter等の間口の広いツールで事足りるような生の声感のあるを定期的にファンに向けて送ってくれる。

少し忘れていた頃に急にプライベート感のある投稿で、僕たちに長渕剛の存在を思い出させてくれる。

 

長渕剛のLINEは告知したいことが多い時期はミュートしたいほどやかましく混沌としているが、僕が注目したいのは「告知することがもくすぐあるよ」という時などの嵐の前の静けさ的時期に、

告知を我慢できないけど気合だけ漏れ出て先送ってしまった

のような雰囲気を感じるLINEが急に届く。

これがまた丁度良い温度感で、少し忘れかけた頃に度々このように僕の心の門を叩くのだ。

 

本来スマートフォンが無い時代に主に活動していたアーティストは、このようなSNSを駆使した告知活動をダサいと感じる人も多いだろう。そこに良し悪しがあるわけでもないが、

敢えてそれを楽しんでいる様子すら感じられる剛に、いつしか僕たちは萌えを感じていく。

 

例えば急に

「今映画の撮影中。外は雨が降ってるよ。」

とだけ言う動画が来たり

 

ただただ森の中で自分の筋肉を見せつける写真を撮って送りつけてきたり

 

 

え、剛お前…

彼女じゃん…

 

つまり

御坂美琴長渕剛なのだ。

 

腕立て伏せであり正拳突きなのだ

僕という船の舵は

この2人がとっているといって過言ではない

 

いや待て…違う

お前が舵をとれ

死んでるのか 生きてるのか

そんな腐った瞳で人間を見るのはやめろ

生きてくれ 生きてくれ  生きてくれ

おまえの命は生きる為に流れている
人間だ 人間だ たかが俺もお前も人間だ

決して奢るな 決して高ぶるな

決して自惚れるな

一歩ずつ一歩ずつ確かな道を
お前がどうするかだ

お前がどう動くかだ

お前がどうするかだ

お前がどう動くかだ

 

しかしそんな最近

長渕剛さんがツアーや映画のイベントで忙しい最中に、ドクターストップとなって入院されてさしまった。

僕は長渕剛さんがとても心配だ。

 

はやく復帰してほしいと

心から思う。