subcul-kuso-bloggg

JOHNNYPARKというバンドでvo、たまにdjやります。現在は新潟在住

癒しと清廉

僕はプリキュアが好きだ。

 

つい昨日「今年のプリキュア」こと

ヒーリングっど❤︎プリキュア

がスタートし、それを見た僕は

あまりに好きな感じだったのでブログを書くことにした。

 

プリキュアというよりも日曜朝の東映女子向けアニメが昔から好きで、それは家の冷蔵庫の麦茶のように当たり前に用意され、なんの考えもなくそれを享受していた。

そしてクラスでは「ニチアサ女子向けアニメ」を視聴していることはひた隠しにし、個の嗜みとしてそれはそこにあった。

 

高校生になり、こじらせが進むと気づけばぬるっと見たくなっていたニチアサ女子向けアニメ…この頃には「ニチアサ女子向けアニメ=プリキュア」になっていたが、これまで数年周期で番組が切り替わってきた僕ら世代で考えると、まさかプリキュア自体がこんなにも続くとは思いもしなかった。

 

その後アニメを見る頻度が増え、

アニメをたくさん摂取することそのものに熱くなってきた頃訪れる

「俺もはやプリキュア見ちゃってます」と言いたい紀

がやってきた。

 

当時一般的に「オタク」という言葉は深夜アニメを好んで見る層のイメージが強く、自分もまたそうだった。

例えばそういう同士の「どのアニメが面白い」だのの会話になった時プリキュアという作品の名が上がると「プリキュアも範疇に入れるか?」というやりとりが起こりやすかった。

つまり悲しい話知識や「イキり材料」として卑しい気持ちで再び戻ってきた所はあった。

人生に何度も訪れる、情報や知識のオバケになりそうになる時期の自分をぶん殴りたい。本当に。

 

さて、

長くなったがそんなクソな時期も経つつ、結果しっかりプリキュアという作品の魅力に熱くなり、見ることを続けてきた僕だが

 

2020年2月2日放送の「ヒーリングっど❤︎プリキュア」を観てとても感動したのでこのブログを書くことにした。

 

1話にして「花寺のどか」という主人公に心を掴まれ、癒され、心底応援したいと思った。

 

プリキュアの歴代の主人公は皆魅力的だ。しかし人見知りの強い僕にとって、登場した時点から強い好感を持てたヒロインは実は少ない。

 

プリキュアの主人公は基本的に正義感が強く好奇心旺盛。飛び抜けて明るいキャラクターが多い。さらに独特なキャッチフレーズを連呼する。もちろんそこに裏付けられたものや成長を見ていく中でほぼほぼ好きになっていくのだが、この初登場の時点での感情としては強い好感とは言えない。「主人公ってこうだよね」の範疇だ。

 

大人の視聴者にとって新しいプリキュアとは

愛着が強い前作が華々しいクライマックスで終了したロスと共にやってくる。つまりはすぐに切り替えるのに少しインターバルが必要なのだ。

 

しかし今回のプリキュアの主人公は新しく、それでいて懐かしさのあるキャラクターだった。

 

これまでも「ヒエラルキー上位者っぽくない主人公」は数人いて、ハートキャッチのつぼみやGO!プリンセスのはるかはそうだったしどちらも1話から応援したくなるヒロインだった。

 

今回の主人公である「花寺のどか」はスタートの時点から病弱であることを明かされる。しかしそこから立ち直り、「誰かの役に立ちたい」という思いからプリキュアになる。

 

ここ近年の人気アニメでいうところの「若女将は小学生」を思わせる「応援したくなるヒロイン」ともいえるし、名作シリーズや同じく東映の「明日のナージャ」などに見られる

 

逆境から学び、立ち向かう

か弱くも強いヒロイン像

 

そんな何かを背負ったヒロインの優しさに癒される作品だということが想像できる1話の時点で「ヒロインが今後どうなっていくのか?」

に考えが巡り、作品自体の流れや舞台装置が目につきづらくなったという印象。

 

ここ数年のプリキュアもどれもとても魅力的で楽しめたが、舞台装置や世界観から導入していく作品が多かった印象があるし、

強い人間力からすぐヒロインにフォーカスしていく作品っていうのがgo!プリンセスプリキュア以来だと感じているので、個人的にとてもとてもテンションが上がっている。

 

癒しと清廉さ、僕の疲弊した心に沁みて沁みて仕方なかった。

 

そして「平光ひなた」という

登場前から好きなことが確定している登場人物も控えているのでますます楽しみである。

 

 

今年1年も生きる希望がある。

頑張るのどかに癒されながら、

日曜日朝を楽しみに今年もがんばります。