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JOHNNYPARKというバンドでvo、たまにdjやります。現在は新潟在住

おはよう重力

僕は集中することが苦手だ。

厳密に言えば

集中しようと思ってすることが苦手だ。

 

「先送り症候群」なんていうものもあるが、自分はまさにそうであるし、これが自分が好きな物事にも表れてしまうことが悲しいところだ。

 

なので今までもバンドで作詞作曲、フライヤーやジャケットのデザインをする時などなんとなくの締切がフワッとしたものに関しては鉄を熱いうちに打ち、メンバーから「仕事が速い」と褒めてもらえるくらいには気持ちが熱いうちに睡眠を削って一気に作るように心がけてきた。

 

しかし現在、

家庭環境や先日も書いたウインターブルーも相まってなかなか進みが悪い。

 

何に対しても自分が好きで行っている文化的内容に関しては、好きでやっているのだからこそある一定のタイミングまでに奮い立たせて間に合わせることをポリシーにしてきたが、今回ばかりは追い込まれている。

 

というのも

今度の週末に東京へ行くことになっている。

親愛なる後輩が企画するイベントにDJ出演する予定があるからだ。

 

元々DJ活動そのものは6年前、アニメ好きが高じてスタートした。後輩に関してもその流れで一緒にDJをやってみないかと誘ってからコンスタントに出演してきたのだが…

 

新潟へと移住し結婚してからのここ最近は嗜好も変わり、アニメも1人で楽しみ1人で噛み締めることが増えてきたせいか、

普段も所謂アニソンの「元気さ」を一人で受け止めきれなくなってきたので、アニソン単体で聴くことが減ってきていた。

そんな嗜好もあって自分が選曲する上でも

ある程度リスニングに適した空気感のあるミックスをプレイできる場で、アニメ好きのセンテンスを少し匂わせるような方に気持ちが寄っている。

 

そんな僕にも数少ない友達がイベントに誘ってくれるのでDJとして細々とだが息をしていられるのだが、

今回は1月12日に東京で、

エレクトロニカという音楽ジャンル中心のDJイベントに誘ってもらったのでその準備をしていたのだ。

 

DJというのはその名の通り

「その場にいる人々が求めている音楽を、気持ち良い流れで繋いで満足感を演出する人」

なわけで、とどのつまり現地で集まっている人々を見て選曲するのが理想的なのだが

 

僕は即興で満足なプレイができる技術がないので、またそこまで現場に追われていないので、

「その分その場で選曲できる余地も若干残しつつ作り込んでいく」

というやり方をしている。

 

とはいえそのやり方で失敗したと思うこともここ近年は無いので、当面はこのやり方でやっていこうと思っている。

 

今回はかなり切羽詰まっている。

いつも作品として1ミックス作る気持ちでやっているが全く降りてこない。

直感や積み重ねではなくあらすじで作っていく派なので、軸が見つからないとなかなか動けない。

 

そんなこんなで

1/2〜1/6までの間、20時間くらいは卓の前にいたが完全に甘いじりして

「降りてくるの待ち」

の状態が続いた。

 

いざ検尿なのに催さない時と同じくらい焦っていた。

 

降りてくるとアドレナリンが

どばーーーーーっと出てきて、

何も手につかないくらい没頭できるのに全然降りてこない。

シャニマスばっかりやっちゃう。

 

そんな切羽詰まった僕が、なんとなくプレイリストを探っているとある曲に目が留まった。

 

Landau というアーティストの

Good Mornng Gravityという曲だ。

 

インストゥルメンタルエレクトロニカだが

タイトルと曲調から

「これ…私だ…」

 

と思った。

 

インストゥルメンタルの楽曲で

「これ私だ…」

となった数少ない例だろう。

 

爽やかで重く、

ごちゃごちゃとしてスタイリッシュなダルさ

こういうこじ付け的発想をする時が

「降りてきたモード」の始まり

軸も決まったしここから頑張ろう

 

降りてくるのが遅すぎたので間に合うかは正直わからないが、最高にダウナーであたたかいエレクトロニカセットになると思うのでお楽しみに。

 

以上